2017.10.14
韓国のイ ミニョンが磐石のゴルフを展開 ツアー3勝目に王手
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
2017年LPGAツアー第32戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会2日目が千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,662ヤード/パー72)で行われた。第1組がスタートした後の8時15分には雨が強くなりプレーが一時中断になるなど難しいコンディションになったが、2日間通算2オーバー49位タイまでの選手が明日の決勝ラウンドへ進んだ。(天候:曇り 気温:15.6℃ 風速:2.0m/s)
難しい状況下でもイ ミニョンのゴルフは全く揺るがなかった。5アンダー首位タイでスタートし6バーディー、ノーボギーの6アンダー66をマーク。この日の天候を考えれば完璧と言える内容で、通算11アンダーまでスコアを伸ばし、2位以下に2打差をつけた。
この日は雨が降ったりやんだりという厄介な天候になったが、それよりも選手を苦しめたのは寒さだった。ホールアウトした選手の口からは「寒い、寒い」との声が漏れていた。ただ、それもイにとっては「寒さにはもともと強いタイプなんです」と気になる要素ではなかったよう。貪欲にスコアを伸ばしにいったわけではなく、淡々と自分のプレーに徹したことが単独首位という結果に結びついただけといった様子。
「昨日はスコアを伸ばせたので、今日はスコアが停滞するかなと思っていました。たとえ伸ばせなかったとしても自分を責めないようにしようと思っていました」。今はこの謙虚さが代名詞になりつつある。そしてその謙虚さこそが強さの源になっているのだろうと予想がつく。
「明日の最終日も天候が悪い予報ですが、そういうときこそ焦る気持ちが出やすいので平常心でプレーすることがキーになると思います」。
柔和な表情からは読み取りにくいが、心の中には3勝目を飾るための明確なプランニングが用意されているに違いない。
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