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2017.10.19

脱・必死で挑戦 ささき、ラストチャンスはゲーム感覚

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)1日目

 ラスト・兵庫。ささきしょうこが首位から1打差の6位タイと再び、上昇ムードだ。地元での今季、最後のトーナメント。「スタジオアリス女子オープン、サントリーレディスオープンゴルフトーナメントと、故郷で開催された2試合が予選落ちでした。今回が、ラストチャンスだし、応援してくださる皆さんのためにも、いいプレーをしたい」と話している。ただし、自分へプレッシャーをかけることは禁物。職業はプロゴルファーながら、試合では「ゴルフはゲーム」と割り切っている。これが浮上のキーワードとなった。

 「何位に入るとか、具体的な目標を立てることが大切だと思っていた。でも、そうすると、自分で自分を委縮させてしまう。秋口からどうしてもTOTOジャパンクラシックの出場権を獲りたいと必死にやってきたら、空回り。そこで、前週からキャディーさんとも話して、ボギーは考えず、とにかく1日、バーディーを4つとる。そんなゲームをしよう、と思考を変えてみた。おかげで、気持ちが楽になって、TOTOへ出場できることに…。私には、これが合っている-と、ゲーム感覚で、今日もプレーしたら、ノルマのバーディー4つをクリアできた」と明かしている。

 気持ちひとつで、一変。つくづく、ゴルフはメンタルのスポーツであることがわかった。加えて、ようやく違和感を覚えないクラブセッティングが完成した安心感もある。わずか1グラムの違いも、敏感に察知する繊細な一面が災いし、開幕時から試行錯誤を繰り返してきた。「今週は、シャフトを変更して、グリップを入れ替えたら、とてもいい」。特に、グリップは、プロサービスへ依頼するのではなく、自ら、魂を込めて装着した。「中学2年生から、自分で行っている。ああではない。こうではない。人を煩わせるわけにはいきません」。なるほど、グリップはプロの命だった。 

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