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2021.10.22

ささきしょうこ 我慢の1日-終盤でグイッ

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第47戦『NOBUTA GROUP マスターズGC レディース』(賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円)大会第2日が10月22日、兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部(6,571ヤード/パー72)で行われた。上位グループは大混戦。通算8アンダーで、ささきしょうこが首位を守った。1打差の通算7アンダー、2位タイに金澤志奈、勝みなみ、笠りつ子。2週連続優勝を狙う古江彩佳は、稲見萌寧と並んで通算4アンダー、11位タイにつけている。しかし、好調が続いた渋野日向子は通算4オーバーで、よもやの予選落ちを喫した。

 また、今大会で引退を表明しているキムハヌルは通算1アンダー、27位タイで決勝ラウンドへ。ホールアウト後、セレモニーが開催された。
(天候:晴れ 気温:18.5℃ 風速:2.1m/s)
《グリーン=スティンプ:12フィート コンパクション:22.5mm》

 堅実もまた、良し。ささきしょうこは、第2日のプレーを「スコアをひとつ、伸ばすことができた。100点です」と高く評価した。

 ド派手な前日とは打って変わって、スタートから我慢の連続。とにかく忍耐だった。「きのうの良いイメージがたくさん残っている。でも、それほどいいことばかりはありません。きのうはデキ過ぎでした」と、自身へ何度も励ましのエールを送る。

 「72ホール、すべてが上手くいくわけがない。そんな気持ちでプレーを続けていれば、どこかでバテてしまうでしょう」と語っている。前半、すべてパーをセーブ。気持ちを新たにして、後半へ向かう。ただし、リ・スタートの10番は3パットのボギー。

 「きょうはきのう以上にグリーンのスピードが速い。弱めのジャストタッチでも、カップを1メートルはオーバーします。バーディーチャンスはあったけど、パーセーブが精いっぱいのホールがたくさん」と振り返った。

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 そんな控えめな表現をしたものの、ショットなどは好調。パッティングも悪くない。フェアウエイキープは12/14。29パットだった。終盤、意地を見せる。地元の一戦にかけたパー3の7番。5UTで4メートルへグリーンオンして、きっちりとカップインさせた。

 また、最終9番では残り178ヤードの第2打で、2メートルのチャンスをつくる。より集中力を発揮したバーディーフィニッシュ。単独首位で決勝ラウンドへ向かう。

 今大会、特に活躍しているのは5W、5UTの2本のクラブだ。「各大会、コースの距離が伸びている。自然に使用する頻度が増えた」とひといきついて、「でも、5UTは苦手。ただ、どうしても試合では使うことが多いから、自然にうまく打てるようになった」とか。正直な人柄を表すエピソードといっていい。

 あすはムービングデー。過去3勝はすべて3日間大会だけに、「気負わないことです。スコアを落としやすい日ですから、アンダーパーでホールアウトできれば、合格」です。観光大使をつとめる加古川名物のかつめしは、こういう時に賞味するのがいいのかもしれない。

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