畑岡奈紗、1日5アンダー宣言　衝撃が再び－

樋口久子 三菱電機レディス プロアマトーナメント

　伝説は、ここからスタートした。「帰ってきた、というイメージがわいてきました。そのイメージを大切にプレーしたい」と畑岡奈紗は話す。2年前の今大会。全く無名のアマチュアが、トーナメントデビュー戦で、プロをしのぐようなスーパープレーを披露。結果は7位タイだったものの、将来を嘱望された出発点となった。18歳とはいうものの、すでに、3勝。トッププロの風格を携え、原点回帰を誓う。一方、年齢に似合わず、古風な一面ものぞかせる。

　「今週、月曜日に髪を2、3センチ、カットした。ミヤギテレビ杯の前、美容室へ行ったら、いい成績だったから。それから、2年前の大会、夕食でものすごくおいしいスープスパゲティーを食べた」と明かす。当時とは違っているのは体調管理。「最近、寒暖差が激しい。だから、部屋ではなるべく室温を上げ、少し暑いぐらいにしている。それから、浴槽にお湯を張って、乾燥しないように、ですね」。あすからの目標は、当然ながら優勝だろう。いつものように、「ピンを狙っていく」攻撃的なスタイルは変わりないものの、「優勝というよりも、毎日、5アンダーを出す」。2年間の成長をアピールする絶好のチャンスである。