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2017.10.27

雨中の特訓 永井花奈が晴天で蘇った

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)1日目

 練習はうそをつかない。2週連続予選落ちの永井花奈が再び、右肩上がりの調子を取り戻した。「今日は、パーオンの数が多い。チャンスを多くつくれたことが、今日の内容につながった」。前週の予選落ち直後から、すぐさま現状打破のため、練習に打ち込んだ。台風接近。本来なら、すぐさま帰宅したいところだろう。しかし、「練習環境が素晴らしい。雨が強くても、打席に屋根がついている」。翌日も居残って、朝から昼までの約3時間、ショットの調整に費やした。「イメージが出ない。つまり、クラブをしっかりと振り切っていないからです。それから、リズムですね。そこを意識するために、ハーフショットでコンパクトにクラブを振る練習。6Iでずっとやりました」と明かす。

 どうしたら良いのか。決めたのは父娘の話し合いである。「プレーするのは私でも、気が付かないことがある。父はいつも外からプレーを見ているし、どんなところがいけないか。2人でじっくりと話す。そして、練習メニューをつくります」。すでに今季の獲得賞金は、3,650万円を突破して、賞金シード獲得は間違いなし。ただし、「シーズン前に立てた目標は、1勝。シードは大切だけど、ほとんど頭にない。とにかく、勝つことです」。このこだわりは、本物である。あとは、結果を出すだけだ。もちろん、この日も練習場へ向かって、ひたすら打ち込んだ。 

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