2017.10.27
畑岡奈紗は後半4バーディー ミスを取り返す
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)1日目
原点に返る。畑岡奈紗は、2年前とは違った一面を披露した。とりわけ、後半の9ホールは成長の軌跡の発表会のようだ。13番、ピン手前1メールのバーディーパットを沈めると、一気に好調の波を引き寄せる。続く14番、そして16、17番も見事。「目標は、毎日5アンダー。明日以降も、自信をもってプレーしたい」と気を引き締めた。唯一の反省点は4番、パー3のダブルボギーだった。「5Iか、4Uのどちらで打とうか…。ティーショットで迷って結局、4Uにしました。でも、そのショットが左へオーバー」と首をひねっている。
ただ、畑岡が納得していなかったのは、1メートルのボギーパット。「スライスラインでカップを外すか、外さないか微妙な感じでした。確かに、難しい。でも、フェースをちょっと開いてストロークした。うーん」とうつむき気味になる。「ボギーまでなら、攻めた結果だから仕方がない。だけど、ダブルボギーは」と話した。優勝するためには、1ストロークが命運を分ける。結果オーライにしないところがいかにも畑岡らしい。
第2日の天候は下り坂。午後から雨も予想されている。「キャリーボールで攻めていけるようにしたい」と対策もバッチリだった。すでに3勝。ルーキーとは思えない風格を漂わせている。
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