1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. ペヒギョン、単独首位発進 ついにVが見えた

2017.10.27

ペヒギョン、単独首位発進 ついにVが見えた

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第34戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円・優勝賞金1,440万円)が10月27日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,580ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目、好天に恵まれ絶好のコンディション。ペヒギョンが、6アンダーで首位に立った。1打差の5アンダー、2位は福嶋浩子。4アンダーの3位タイでアンシネ、穴井詩、畑岡奈紗が続いている。(天候:晴れ 気温:17.4℃ 風速:1.3m/s)

 機は熟した。あとは、優勝のみ。日本ツアー参戦2年目のペヒギョンが絶好のスタートを切った。「単独トップで1日目を終えたのは、初めて。やっぱりタイとは違う。この調子で、あと2日間、行きたいですね」と言葉を弾ませた。この日は、ショットの精度が抜群。加えて、替えたばかりのパターがジャストフィットした。「ショットは日本女子オープンから、ずっと調子がいい。ただ、パッティングがさっぱりでした。今回は、フェース面が柔らかいピンタイプのパターに替え、ようやく、これだというものに巡り合った感じです」という。

 また、今週は普段から親しくしている、キムハヌル、李知姫、全美貞などがオープンウイークに充てているために不在。前週、その先輩方からゲキを飛ばされた。「私がいないところで勝ちなさい」。異口同音に肩を叩かれた。ぺは、不思議な魅力がある。とにかく、先輩から可愛がられているのだ。たとえば、ハヌルのSNSには必ず、ぺが2ショット、3ショットで登場する。「ハヌルさんとは、姉妹というより、兄弟のような感じ。すごくいい人です。とてもやさしい」。一方で、ぺが優勝を飾れば、賞金女王を目指すハヌルの援護にもなるわけだ。

 そんな質問をぶつけると、「とんでもない。自分のため。今、賞金ランキングが23位だし、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップに出場したい」と力説する。来日以来、取材していて、驚くのは日本語を覚えるスピード。すでに、通訳はほとんど必要ない。「日本のアニメをみているから、少しも苦になりません」。さらに、日本の流行もすぐに取り入れる。最近では、若者に大流行のチープカシオがお気に入り。「ディスカウントショップで、2000円です。素晴らしい。おしゃれでしょう」と、うれしそうだった。

 とはいえ、やはりプロゴルファー。最大のこだわりは「1番になることです」。キャップにマグネットで装着するマーカーには、No1のロゴが-目立つ。「私のオリジナル。いつか、そうなる日が来るように…」。まず1勝は、そのためのステップである。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索