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2017.11.9

最強の鈴木愛が挑む、今季最長の一大決戦

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>


 賞金ランキング首位に立ち、残り3戦。鈴木愛は前週の好調をそのままキープ、と感じたが、「きょうは、思うようなショットが打てなかった。風が強かったから」と話している。とはいえ、その表情はにこやかだ。「成績ばかりを考えて、ピリピリしても仕方がありません。ナーバスにならない。どんな状況でも、楽しくプレーするのが一番。それを私自身のテーマにしました」。解脱、達観と表現してもいいほど、堂々としている。23歳ながら、百戦錬磨の雰囲気が漂う。

 周囲は、デッドヒートする賞金女王の話題ばかり。大会1日目から、キムハヌル、イミニョンとトップ3が同組でプレーする。「今シーズン、ここまでなかったのが、私は不思議だと思った。やっと来たか、そんな感じがします」。淡々と語った。それ以上に、鈴木が気を配っているのは、コース攻略法。6,741ヤード、今季最長である。ハードルが高ければ高いほど、モチベーションがアップ。クラブセッティングから息を抜けない。

 「50度のウエッジを抜いて、1Wの他に3W、5W、7Wを入れる予定です。ただ、距離がのびただけではなく、きょう、プレーしていてもコースから見る景色が、かなり違いました」と解説した。伊藤園スペシャルで臨む鈴木は、準備万端の様子だ。3強の直接対決は、見逃せない。

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