鈴木愛、9位タイ　直接対決で存在をアピール

＜Photo：Matt Roberts/Getty Images＞

伊藤園レディスゴルフトーナメント　グレートアイランド倶楽部（千葉県）1日目

　今季の賞金ランキング、トップ3が同組で直接対決。もっかの勢いを示すように、鈴木愛が最上位の9位タイで大会1日目を終えた。「(賞金女王レースをにらんで)スキは見せられない。とにかく、集中力を途切れさせず、昨日もお話したように、ナーバスにはならない。気持ちをコントロールしながら、上手に回れたと思います」。淡々と話す。

　とはいえ、前週のように好調だったわけではない。「前半は1Wが良くても、アイアンショットがさっぱり。でも、ハーフターンでちょっとひらめいたことがあった」。スイング時、トップの位置までクラブが上げづらい。そのためには、体をより回転させる。ただし、腰も一緒に回転させすぎてはいけない。鈴木がひらめいた……と明かしたのは、下半身をより安定させることだ。冷静に自身をみつめる修正力。多くの経験から身に着けている。

　また、この日は親交のある千葉ロッテの福浦、岡田などが応援に駆け付けた。オフの自主トレへ飛び入りし、ハードなトレーニングをともに行っている。せっかくの晴れの舞台。成長した姿を披露することも、感謝の表れだった。