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2017.11.24

年間最多の4勝へ- テレサ・ルーが首位堅守

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円・優勝賞金2,500万円)大会2日目が11月24日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,448ヤード/パー72)で行われた。この日も快調にスコアを伸ばしたのは、テレサ・ルー。通算8アンダーとして、単独首位を守った。通算6アンダーで2位に浮上したのはイミニョン。賞金女王を争う鈴木愛が、通算イーブンパーの11位タイへ後退し、キムハヌルは通算1アンダー、7位タイから、それぞれ巻き返しを狙う。(天候:晴れ 気温:13.8℃ 風速:5.0m/s)

 これもプロフェッショナルの意地。賞金女王争いに、加わることができなかった、テレサ・ルーが2日連続ですごいプレーを披露した。「運がマックスだったのかなぁ」というのは、13番。残り233ヤードの第2打はミスショットだったと明かした。「本当は、右を狙った。でも、引っかけてしまって…。きょうは、風が幸運を与えてくれた。ミスを帳消しにしただけではなく、ピンの近くまでボールを運んでもらった。本当にラッキー」。約4メートルのイーグルパットも見事に沈めた。

 続く14番も、魅せる。ピン手前、20ヤードからチップインバーディーを決めた。「まさか、こんなことがあるとは思わなかったです」というのは、スタート前の練習で調子がいまひとつだったから。「朝のドライビングレンジでは、ショットがまっすぐ行かない。どうしようか、と不安でした。だけど、結果オーライ。ゴルフって、わからないもの」と、しみじみと語った。

 今季は、ここまで3勝をあげたものの、賞金ランキングは5位。公式戦に強いのがルーの特長だ。3年ぶりの優勝を飾れば、今季最多の4勝となるが、「それはどうでしょう。きょうと同じプレーができれば、チャンスはありそうだけど」。まるで他人事のように語るのは、好調の証明だ。

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