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2017.11.25

ルーVSイ 相乗効果で鳥肌が立った

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円・優勝賞金2,500万円)大会3日目が11月25日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,448ヤード/パー72)で行われ、通算13アンダーとスコアを伸ばしたテレサ・ルーが単独首位を守った。2打差の通算11アンダーはイミニョン。賞金女王を目指す鈴木愛は、通算2アンダー、13位タイからサンデーチャージを狙う。(天候:曇り 気温:13.0℃ 風速:1.5m/s)

 呼吸を忘れてしまうほどの真剣勝負。テレサ・ルーイミニョンの最終組は、肌がひりひりするほどのプレーを展開した。「あのショットを見たら、私もあんなふうに打ちたくなります。彼女はミスが少ない。バーディーをとらないと……そんな気持ちにさせてくれる」と、ルーはイの印象を話した。いい緊張感が、プラスに左右し、2人はノーボギーのラウンド。特に17、18番の連続バーディーフィニッシュは、見事の一語だった。残り63ヤードの第2打を58度で1メートル、18番の第2打は8Iで1メートル。

 「この3日間で、今日が一番、フィーリングが良かった」という。4番、15番の2度のピンチも絶妙なアプローチで切り抜けた。「優勝は考えていない」と、繰り返しているものの、2014年以来のタイトルが間近に迫っている。「コースが難しい。優勝するためには、集中力を途切れさせないことでしょう。いくら調子が良くても、ゴルフにミスはつきもの。その後、冷静になって次に向かうか……。バーディーをとるかでしょうね」。淡々と語った。

 一方、イは、「実力以上のものが引き出せたような気がする。自分に良い影響を与えてくれた。富士通レディスでも同組でプレーをしたけど、テンポがとにかくいい」と、ルーへ感謝の言葉をのべた。ハイライトは18番。3メートルの難しいバーディーパットだろう。「ホールアウトしてからも、ドキドキ。カップインした瞬間、鳥肌が立ちました」。

 まだ、可能性が残されている賞金女王には優勝が最低条件、メルセデス最優秀選手賞のタイトル奪取は、優勝すれば確定する。「車が欲しいです」とストレートに答えた。それどころか、「今、日本で家を探している。副賞で家をプレゼントしていただける、トーナメントはありませんか」とジョークまで飛び出す。この余裕が不気味だ。最終日もまた、相乗効果で大逆転を狙う。

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