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2017.11.26

テレサ・ルー圧巻のV またも雨中の決戦を制す

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円・優勝賞金2,500万円)大会最終日が11月26日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,448ヤード/パー72)で行われ、テレサ・ルーが通算15アンダーで今季4勝目を飾った。2位は通算11アンダーのイミニョン。また、通算5アンダー、7位タイに入った、鈴木愛が賞金女王とLPGAメルセデス最優秀選手賞の2冠に輝いた。 (天候:雨 気温:12.1℃ 風速:3.8m/s)

 抜群の安定感で、テレサ・ルーが今季4勝目を飾った。大会1日目からの完全Vは、宮崎カントリークラブのトーナメントレコードまで更新。「最終日のプレーは、それほど満足できるものではなかった。でも、安定していたと思う。大きなミスをせず、バーディーも少ない。地味な1日でした。運が良かっただけでしょう」と、いつものように控えめだ。

 雨を味方に。とにかく、荒天のルーは強い。10月の富士通レディース最終日も雨が降っていた。「雨の日は、よけいなことを考えない。フェアウェイをキープして、グリーンに乗せる安全策をとる。リスクをおかさないことが一番ですよ」と分析する。そうはいっても、難コースを相手に、決勝ラウンド2日間、ノーボギーのラウンドはお見事というしかない。大会1日目の反省が生きた。68をマークして、首位に立ってもアプローチがいまひとつ。好スコアに満足せず、ホールアウト後、徹底した調整を行った。「セッティングが難しいから、よけいです。おかげで達成感がものすごい」。

 賞金女王となった、鈴木愛の2倍の優勝を飾ったものの、賞金ランキングは3位にとどまった。「賞金女王になることは、運も必要です。4勝しても、なれないのですから仕方がない。でも、私にとっては、素晴らしいシーズン。目標が達成できなかったことが残念だけど…」。目標とは、年間平均ストロークで60台をマークする。達成すれば、日本ツアー初の快挙。毎年、口にしてきた。

 「今年は夏場にケガもあった。私は成績の波が激しいから、それを安定させないといけません。鈴木さんは、毎試合、上位の成績でフィニッシュする。だから、賞金をたくさん稼ぐし、彼女はすごく練習していますよ」とした上で、「来年こそは、年間平均ストロークの60台を。安定した成績は、丈夫な体が必要です。オフはケガの予防のため、トレーニングをする。筋肉をつけます」。2018年、よりたくましくなって、チャレンジ-。

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