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2017.12.7

吉川桃、揺るがない19歳の信念

<Photo:Masterpress/Getty Images>

LPGA新人戦 加賀電子カップ グレートアイランド倶楽部(千葉県)1日目

 結果は二の次。人間、そう簡単に割り切れるものではない。この日、2位タイにつけた吉川桃は、きっちりとそれを実践した。「パッティングのストロークが迷っていると、ちょっとブレる。だから、きょうは結果を考えず、プレーをしたことが良かったと思います」。黄金世代で、プロテストを一発合格した。とはいえ、きっちりと地に足をつけている。「同年代に比べて、私はアマチュアから実績があったわけではない。キャリアを積み重ねていきながら、強くなりたいです。きょうよりも明日が大切」と話した。

 この日も、前半1バーディーの後、パーを重ね、ジッとチャンス到来を待つスタイル。14番から一気に来た。特に18番、残り145ヤードの第2打を、7番アイアンで10センチにつけたスーパーショットは、強烈なインパクトが。「17番が残念でした。ティーショットが、ヒールに当たったミス。ノーボギーで来ていただけに、うーん。でも仕方がありませんね」と、淡々と語った。

 「時間と、お金をかけてここまで育ててくれた両親へ、恩返しをしたい気持ちには変わりがありません。優勝? 自分がいいプレーをしても、それ以上に相手の選手がいいプレーをすれば、優勝はできない。だから、私は結果を考えずにプレーを」。19歳とは思えない落ち着いた態度は、人事を尽くして天命を待つ-だった。

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