スタジオアリス女子オープン　最終日

　LPGAツアー第３戦『スタジオアリス女子オープン』（賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円）最終ラウンドが兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース（6,439Yards、Par72）で開催された。朝方は濃霧のためスタートが遅れたりもしたが、天候すぐには回復。
初日からトップのペジェヒが３バーディー１ボギーの７０で回りトータル８アンダーで逃げ切り完全優勝を果たした。２位には２打差で川原由維。さらに２打差の３位タイには辛炫周(ｼﾝ ﾋｮﾝ ｼﾞｭ・韓国)と北田瑠衣となった。

　見事初優勝を飾ったペジェヒは「すごく嬉しいです。最終日までずっとトップだったので朝から緊張していました」と笑顔でインタビューに答えた。2位につけた川原の猛追でスコアは２打差まで縮まったが「（川原さんの）スコアは18番ホールで知りました。『私はパーをセーブすれば』と思いました」と緊張しながらも落ち着いてプレーが出来たという。韓国から応援しに来てくれた母に「『頑張ったね』と言われました。（賞金で）母と父に何かプレゼントします。今年は３回優勝したいです」と新たな目標も語ってくれた。

　惜しくも初優勝とはならなかったが川原は７バーディー１ボギーの６６と完璧なゴルフを見せトータル６アンダーで前日の１３位から２位に急浮上した。「昨日から風邪をひいていて少し辛かったんですけど、まさかこんなスコアが出るとは思いませんでした。初戦も２戦目も最終日は打っていたんで、今日は良いスコアで回りたかったです。勝つためにはもっと努力しなければ駄目かなと思います」と優勝へは一歩及ばなかったが、充実した表情を浮かべていた。

　アマチュア優勝の期待がかかっていた１８歳の若林舞衣子は４バーディー４ボギーのトータル２アンダーで６位タイと大健闘。ベストアマチュア賞に輝いた。「後半の集中力不足がプレーに繋がったんだと思います。まだまだ課題がいっぱいあるなというのが終わってみての気持です。良い意味で緊張感もあるし、楽しく回れる面もあるので。また機会があればという気持です」。