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2018.1.22

2018ルーキー特集 第10回 吉本 ひかる

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

2018ルーキー特集第10回は、吉本ひかるです。

 タイで約1カ月の合宿。プロ2年目は、期待と希望がふくらむところでも、「ズバ抜けているものがない。でも、少しずつ成長をしていると思う。コツコツと積み重ねていきます」と、控えめに語った。アマチュアの16年、プロテスト合格後の17年、ステップ・アップ・ツアーで優勝を飾っている。堅実無比のプレースタイルが、Vをもたらした。「ショットの精度が私の武器だと思う。オフの課題は、パッティングです。去年、パッティングの調子が良ければ、とてもいいスコアが出た。それを励みに練習です」。

 究極の目標がある。賞金女王だ。「いつかは-と思っています。すぐにはできないことがわかっている。でも、夢では終わらせたくはありません。できるだけ、多くの経験を積んで、きょうよりもあすという感じで、成長していきたい」と大志を抱く。というわけで、「ステップ・アップ・ツアーよりも、LPGAツアーにこだわっていく」と決意した。ファイナルQT51位で、出場数は限定されるものの、「主催者選考予選会、ウェイティングなど、チャンスはたくさんあります。去年はサードQTあたりから、調子が下降気味でした。これも、また経験でしょうね」とも。

 9歳から、ゴルフを始めた。「両親からすすめられたことが、きっかけです。でも、クラブを握った時から、プロになるつもりで。もっとも、当時は子どもだったから、職業としてプロゴルファーになると明確な目標になったのは、中学3年です」と話す。なまえの由来を質問した。恥ずかしそうにうつむいてから、「生まれたとき、宇多田ヒカルさんが、大ブレークしていたそうです。だから、最初はカタカナで、そのまま。しかし、やっぱり、ひらがながいい、となったらしい。気に入っています。ひかるは」。

 プロテスト合格、日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント優勝と、人生のターニングポイントとなった2017年の思い出に、「少しだけ高い、ピアスを買いました」と、そっと耳に触れた。

吉本ひかる〈よしもと ひかる〉1999年2月25日生まれ 滋賀県出身



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