2018.2.28
鈴木愛、そだねーの決意表明 『初心へ帰るシーズン』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2018年LPGAツアー開幕戦『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』が3月1日、沖縄県南城市・琉球ゴルフ倶楽部(6558ヤード・パー72)で第1日を迎える。前日の28日は、プロアマ大会、注目選手、LPGAの会見が行われた。
賞金女王、メルセデス最優秀選手賞を獲得し、鈴木愛への期待はより一層、高まっている。とはいえ、「これまでの開幕戦と、私の気持ちは変わっていない。でも、周囲の見方が違う。いい成績を出して、皆さんが当たり前だと感じると予想しています。だから、自分でプレッシャーをかけている。かといって、守るのではなく、チャレンジ精神だけは忘れない。初心に帰って、開幕を迎えました」と語っている。
24日、沖縄入りする直前の羽田空港では、「鈴木愛といえば、パッティングのイメージがある。今年は、ティーショットなど、別のプレーにも注目してください」とアピールしたが、やはり、パッティングが生命線であることに変わりはない。それだけに、この日は改めて、「パッティングを重視しています。去年は平均パット数のランキングが2位。1位になることは当然として、自分に厳しくあるために、1.72以内を目指す」と具体的な数値を口にした。
さらに、練習法も公開。「今年に入ってから、のぼりのストレートライン。2メートルを集中して調整しました。この距離をしっかりと打てなければ、スライスやフックのラインでも入るわけがない。状況が、パーや、バーディーでも、入れたい距離と入ってほしい距離は2メートルですからね」と明かす。一方で、タイトルを獲得したことで、精神面での成長が大きい。「去年までは、苦手のコースの試合では、プレーする前から不安ばかりを口にした。だけど、気にしても仕方がない。ダメだと口にしないことにした。できることを精一杯やればいいわけですから…。経験を積んで、そうしたことがわかった」と明るい表情だ。
第1日は、イボミ、畑岡奈紗と同組でプレーする。「おふたりは、私よりも上手です。特に開幕戦は、楽しくプレーできればいい。調子は、日に日に良くなってきた」。ちなみに、優勝すれば、生涯獲得賞金が4億円を突破する。「まだまだ、私はこれから。10億円を超えないといけないでしょう」と、頼もしいひとことが返ってきた。まさに、そだねーの決意表明だ。
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