新キャタピラー三菱レディース　最終日

　LPGAツアー第22戦『新キャタピラー三菱レディース』（賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円）最終ラウンドが神奈川県足柄下郡の大箱根カントリークラブ（6,648Yards,Par73）で開催された。 　天候は晴れ。昨日の濃霧とはうって変って絶好のコンディションとなり、暑いながらも避暑地仙石原の爽やかな気候が戻ってきた。

　初日からトップの横峯さくらが、３バーディー２ボギーの７２と安定したゴルフを見せ、通算１３アンダーで２位に２打差をつけて今季２勝目、ツアー通算７勝目を飾った。２位には１１アンダーの大山志保。３位は９アンダーの福嶋晃子となった。

　トップに４打差の１２アンダーでスタートした横峯さくらは、スタートホールの1番でバーディーをとると８番でもバーディー。最終組が前半伸びなかったこともあり、ハーフターンで５打差をつける独走態勢に入った。上がり２ホールをボギーとしてしまったが、それでも、トーナメントレコードを更新する２０６で回り見事完全優勝を果たした。

　「嬉しいですね。最後まで落ち着いてプレー出来たのは成長した部分ですね」と喜んだ。海外ツアーの参戦などで国内ツアーは４試合ぶりの出場となったが「考え方が全英に行ってだいぶ変りましたね。海外のコースに比べると、日本のコースはやさしいと感じるので、どこからでもグリーン狙えるなと。やっぱりセカンド外してもボギーで済むという感じで。全英とかだと、グリーンを外したらどうしようと思ってたので、すごい良い経験になりましたね」と成長した姿見せた。今大会の優勝副賞（CATミニ油圧ショベル303C CR）は、「今週は父が気合い入ってて、あれ欲しいなと言ってたので、ラッキーでした」と、鹿児島のさくらゴルフアカデミーに寄贈する予定だ。

　一方、トップと７打差６位タイからスタートした大山はこの日６バーディーノーボギーの６７と完璧なゴルフで追い上げたが一歩とどかず２位となった。「前半チャンスを２つ逃して、半分泣きかかったので、こんなにパッティング入らないのが久しぶりで何をやってもうまくいかなくて・・・」と悔やんだが「スコアに関しては満足してます。2ケタよりも3位以内に入ることが目標だったので、達成できたのは嬉しいし、スコアつくれたのは自信になります」と前向きに受け止めた。今後の活躍に期待したい。

３位　福嶋晃子
「（単独3位です）えっ、すごい嬉しい（笑）。（最後は2オン狙い？）ラフでアイアンも5番で打ってきつかったですね。フェアウェイ、セミラフだったらイーグル狙いでいこうと思ってましたけど、何とか頑張れたと思います」。