女王の挑戦　鈴木愛『スコアがすべて』

＜Photo：Ken Ishii/Getty Images＞

　2018年LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額・6,000万円/優勝賞金・1,080万円)が4月6日、兵庫県三木市・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,332ヤード/パー72)で開幕する。前日のこの日は、プロアマ大会が行われた。

　3日に帰国。鈴木愛は、今日のプロアマ戦からLPGAツアーへ復帰した。「時差ぼけはありません。しっかり眠れるし、体調はまずまずです」。Tポイントレディスゴルフトーナメントで優勝を飾り、大きな期待を背負って渡米したが、ANAインスピレーションでは、予想外の76位に終わった。さすがに、これには、「何ひとつ、うまくいかない。もちろん、実力だってなかったと思うし、運もなし。とっても、悔しい1週間でした」と唇をかんだ。

　しかし、挑戦が終わったわけではない。たくさんの経験をしたという。「今年は、このあと、全米女子オープン、全英女子オープンもある。特にショートゲームをしっかりやっていかないと、スコアがつくれない。クラブの使い分けや、ワンクッション、ツークッションでボールを寄せる方法。ボールを上げる一辺倒だけでは通用しない。恰好だけではダメ。スコアを出さなければ意味がない」と自戒を込めて反省点を整理した。

　鉄は熱いうちに打ち、継続は力と技と、好スコアを生み出す。「4日ぶりにクラブを握ったけど、調子は悪くない。むしろ、思った以上にいいと思います。パッティングのイメージを良くして、第1日へ臨みたい」。プロは、やはり結果がすべてだ。