2018.4.10
大会連覇を狙うキム ハヌル バンカーに驚がく
5月3日に開幕する、LPGA公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円/優勝賞金2,400万円)。開催まで1カ月を切った10日、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部西コースでメディアデーが行われた。コンディションは例年以上に良好。この日は、ディフェンディングチャンピオン・キム ハヌルが参加した。
「素晴らしいコンディション。楽しい1日が過ごせた。皆さんに感謝します」と前置きし、連覇へ向け、こんな感想を漏らす。「バンカー砂。これが曲者でした。とにかく、砂の量が多い。5Iのショットでも、きょうは目玉でした。とにかく、バンカーへ入れないようにしたい。きょう、プレーをしてそれが、よーくわかった。その対策をきっちりと練って、大会では、いいプレーをギャラリーの皆さんに披露したい」。気持ちを新たにしたという。
茨城ゴルフ倶楽部・倉持治総支配人が明かす。「コースを毎年、改造しています。今年は、バンカーの砂をすべて入れ替えました。これまでは、地元・鬼怒川の川砂。そのサンプルをたくさん取り寄せ、新潟県から山砂にしています。決して、難しさを求めたわけではない。これから、グリーンキーパーが、水をまきながらしめていきます」と解説した。とはいえ、新たな名物となるのは確実だ
また、キムはこんな裏話も語った。「6年前、韓国ツアーでプレーしていた時、今大会へスポット参戦。予選落ちでした。だから、去年まで、良いイメージがなかったけど、優勝したら、私の好きなコースのひとつに。今年も精一杯、プレーします」。昨年は、髪をリボンでまとめて話題を集めている。ちなみに、第1日が黄色。幸運を呼び込む、黄色いリボンだった。
一方、大会会長・小林浩美は「たくさんのギャラリーの皆さんに、来ていただきたい。アクセスが最高で、とても観戦しやすい。さらに、これでもか! というぐらいのギャラリーサービスもある。ゴルフをプレーしない人でも、家族全員で1日中、たのしく過ごせることは請け合い。ゴールデンウイークは、茨城ゴルフ倶楽部で-」と猛アピールする。
ただし、勝負については、「グリーンが難しい。手前から攻める、というオーソドックスなスタイルが大切です。よく、今大会はショットメーカーが勝つ、といわれる。でも、調子が良く、距離感などをしっかりプレーへ反映できないと、優勝はできない。もうひとつ、風が吹くと、よりコンディションはタフになる。選手は、脳をフル回転しなければならないでしょうね」と分析した。
今大会は、2017年韓国ツアーの賞金女王・イジョンウン6、地元の茨城県出身、畑岡奈紗がスポット参戦する。
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