1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. コースを知りすぎたプロ 上田桃子の挑戦

2018.4.12

コースを知りすぎたプロ 上田桃子の挑戦

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 今大会、毎年のことながら、「1年の中で一番、頑張りたい。その気持ちがとにかく強いです」と、上田桃子は話した。地元・熊本。加えて、「ジュニアの頃から慣れ親しんだコース。ヤーデージブックがいらないぐらいです。コースレイアウトも頭にしっかりと入っているし、クラブをしっかり振りぬいて3日間をプレーしたい」と力を込めた。昨年は、優勝目前の18番。約1メートルのパーパットを外して、プレーオフ。失った流れを再び、引き寄せることはできなかった。

 「練習ラウンドから何回、打っても入る距離。こんなパッティングを何で外したのだろう。そんな感じです。しかし、その逆もあった。あんなパッティングをどうして決めたられたのだろう。そんなイメージもあります」と、含笑しながら振り返っている。一方で、熊本地震から2年が-。「去年はホテルからコースへ。今年は新しい家から通っています。ただ、実家の近所では、まだ取り壊しているお宅がある。いろいろなことを思い出しますね」といい、「熊本はゴルフが盛んな県です。ゴルフで熊本を盛り上げていく。新しいドラマが誕生すればいいですね」と結んだ。

 単独3位以上で生涯獲得賞金は、7億円を突破する。昨年の借りを返す。上田は、「コンディションは100点ではないけど、平均点までもってきた。1年がアッという間という感じです」。自分へ言い聞かせているかのようだった。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索