三浦桃香、忘れモノ発見で67

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

KKT杯バンテリンレディスオープン　熊本空港カントリークラブ（熊本県）第2日

　卯の花の咲く季節になっても、桃の花はますます元気に。宮崎の一大フィーバーから3週が経った。「前週で予選落ちしてから、じっくり考えた。今大会から新しい挑戦をします」。三浦桃香が4位タイへ浮上した。基本へ立ち戻り、「プロになってから、忘れていた思いっきりクラブを振りぬく」を実践。「フェアウェイをキープすれば、セカンドショットが楽になる。ボールを置きにいくといった感じで、スウィングが小さくなり、ゴルフも小さくなったような気がした」と猛省したという。

　アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIの第1日、第2日では、首位を快走。しかし、最終日にスコアを崩し、初優勝の夢は霧散し、プロの厳しさを改めて思い知らされた。「今年、2度の最終日最終組は、思うようなプレーができない。安全にばかり行って、その結果、ミスをしてしまった。私は、良くても悪くても1Wを振り抜けば、後悔は少ない」を肝に銘じている。

　学ぶ力は、驚異的な回復をもたらした。この日は、難コースの荒天にもかかわらず、67の好スコアを叩きだす。3度目の最終日最終組はお預けとなったが、黄金世代が今大会もトーナメントに息吹を吹き込む。