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2007.10.14

富士通レディース 最終日

 LPGAツアー第30戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ(6,591Yards Par72)にて行われた。

 正午の気温が19.6℃と、昨日同様に肌寒い天気となった最終日。優勝争いは最終組の2人による熾烈な戦いとなった。
 最終18番ホール終了時点で上田桃子と横峯さくらが共に通算9アンダーで並びプレーオフに突入。プレーオフ2ホール目をパーとした横峯さくらがこの激戦を制し、逆転優勝。今季3勝目を飾った。3位には通算8アンダーの丁允珠(ジョンユンジュ・韓国)が入った。また、藤本麻子が通算1アンダーの19位でローアマチュアに輝いた。

 首位スタートの上田桃子が14番のチップインバーディーなどで着実にスコアを伸ばす。同じくスコアを伸ばしていた横峯さくらだったが、15番で痛恨のボギー。トップの上田に4打差をつけられ、大勢は決したかに思われた。しかし「16番でバーディーチャンスを作ろう」との言葉通り、横峯は16番でバーディーを決めると、続く17番もバーディー。一方、上田は16番をボギーとしてしまい、最終18番でも約1mのパーパットを外し、勝負の行方はプレーオフにもつれ込んだ。プレーオフ1ホール目は横峯、上田共にバーディー。続く2ホール目、横峯がパーでホールアウトしたのに対し、上田はティーショットを右に大きく曲げたのが響き6オンとし勝負あり。横峯さくらが自身初の年間獲得賞金1億円突破を果たした。

 今年3度プレーオフに敗れている横峯だったが「負けたときは気持が入っていなかったと思います。今日は、賞金女王を諦めたくないという気持と、ギャラリーからの声援で気持がはいっていました」という。
 1億円を突破は「嬉しいです。今年の目標だったので、今年試合数を残して1億円を突破できたのは成長したかなと思います」と喜んだ。
今季賞金獲得ランキングも2位に入り、現在1位の上田との女王争いからも目が離せない。

2位 上田桃子
「やってはいけないミスをしてしまいました。16番、18番のパーパットを外したのが悔しいです」。

ローアマチュア 藤本麻子
「嬉しいです。自信になったし3日間回ってすごい勉強になりました。今後もプロのトーナメントで予選を通過してローアマチュアを目指します」。

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