樋口久子IDC大塚家具レディス　最終日

　LPGAツアー第32戦『樋口久子IDC大塚家具レディス』（賞金総額7,000万円　優勝賞金1,260万円）の最終日が、埼玉県飯能市の武蔵丘ゴルフコース（6,561Yarsd　Par72）で行われた。

　最終日となった今日は晴天に恵まれ、今日だけで9,663人ものギャラリーが訪れた。その中、2位タイでスタートした全美貞（ジョンミジョン・韓国）がスコアを3つ伸ばし、通算6アンダーで今季4勝目を飾った。1打差の2位には最終日首位でスタートした古閑美保、3位タイには那須ミネコ、飯島茜、土肥功留美が入った。

　「1番のイーグルはすごく気分が良かったですね」といきなりチップインイーグルを奪い好発進。しかし、その後はなかなかスコアを伸ばせなかった。「全体的にショットが良かったです。でももう少しパットが入ってくれたらとは思いました」と今日のプレーを振り返った。
　5月の『ヴァーナルレディース』以来、約5ヶ月ぶりの優勝。「ゴルフが良かったのもありますが、精神的なものだったと思います。ゴルフは良くなったり悪くなったりするスポーツですが、悪くなった時に精神的にカバー出来ませんでした」としばらく勝てなかった理由について語った。
　この優勝で獲得賞金が1億円を突破し、賞金女王争いに戻ってきた全。「前回、意識しすぎて調子を崩しました。今回はその経験を生かしてあまり意識しないようにします。1億円突破を2年続けられたことはすばらしいと思うし、自分を褒めたいと思います」と最後は笑顔で締めくくった。

2位　古閑美保
　「残念でしたね、本当に。アイアンショットが悪かったです。（2週連続で優勝を争って）チャンスでしたけど・・・。大きく崩れなかったけど伸ばせなかったのは課題ですね。こういうプレッシャーの中でピンにつけていけなかったし、そういうのを直していきたいですね」。