伊藤園レディス　第2日目

　LPGAツアー第34戦『伊藤園レディス』（賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円）の2日目が千葉県長生郡のグレートアイランド倶楽部（6,581Yards　Par72）で行われた。

　1日中雨が降り続き、難しいコンディションとなった2日目。各選手がスコアメイクに苦しむ中、初日4位タイスタートの北田瑠衣が3バーディー1ボギーの70と安定したゴルフを展開。通算5アンダーで単独トップに立った。1打差の2位タイにはこの日のベストスコア68をマークした茂木宏美と初日首位のタミー・ダーディン（豪）が続いている。また、初の賞金女王を目指す上田桃子はトータルイーブンで10位タイ、逆転賞金女王を狙う横峯は5オーバーの37位タイにつけている。

　トップの北田は「ここのところ極端に変えたところはありませんが、風の強い時とか雨とかどうしても力んでしまうので、あまりガッツかないようにとのアドバイスをうけて、気をつけています」と笑顔で今日の安定したゴルフを振り返った。2004年に年間3勝を挙げ、翌2005年には宮里藍とともにワールドカップに出場し世界一に輝いた。「もう、3年も経つんですね。その次の年が最悪だったので、焦っている自分がいたんですけど、焦っても仕方ない。目の前の一打一打を一生懸命やるんだと思えるようになってから少し良くなりました。明日は緊張するとは思うんですけど、”やるしかない”と思って頑張ります」と約3年ぶりの優勝を目指し気合いを入れていた。

2位タイ　茂木宏美
「ティーショットは乱れていましたが、パターが良かったです。自分のストロークとグリーンのタッチが合っていて、昨日も20ヤードくらいのが入っていて、今日も15番で15ヤードのバーディー、その前のホールでも15ヤードくらいのパーパットが入りました。難しい中良く耐えたと思うので、今日の頑張りを明日に生かしていきたいと思います」。

2位タイ　タミーダーディン
「このコンディションの中で、いいプレーが出来ました。9,10,11番が良くなかったのですが、14､16番でそれを取り戻して、それでまたいける感じを掴みました。（まだ優勝を狙える位置で）3年間このツアーにいて何度かチャンスはあったけど、とにかく初優勝はしたいと思いますので、頑張りたいと思います」。

10位タイ　上田桃子
「雨の日は良い時と悪い時しかなくて、１回曲がるとずっと曲がってしまって･･･。修正能力がまだ足りないなというのを自分の課題にしていたので、今日は10番から立て直せたのは良かったですけど･･･。明日前半で１つでも縮まっていればチャンスあると思うし、ひそかに後ろの方から狙っていきたいなと思います」。

151ストローク（+7）47位タイまでの53名が明日の決勝ラウンドに進出。
明日は7:50分スタート予定。