1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日

2007.11.25

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日

古閑美保が逆転で公式戦初V!

 宮崎カントリークラブ(6,455Yards,Par72)で行われた2007年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』。今シーズンを締めくくる大会には、大きなドラマが待っていた。

 前日まで一度も首位を譲らず独走していた元賞金女王の不動裕理がどこまで伸ばして優勝するか、誰もが想像していた最終日。熊本県出身の後輩・古閑美保との一騎打ちとなった。不動を5打差で追う古閑は、序盤から猛チャージをかける。2番でこの日初バーディを奪うと、続く3番、4番と3連続バーディを奪い一気に不動の背中をとらえる。

 一方、不動は3番ホールで今大会初のボギーを叩いてしまい、初日から続いていた連続ノーボギーに終止符を打つと、5打あった差がわずか3ホールで2打まで縮まってしまう。その後不動のスコアが伸び悩む中、古閑が9番でバーディを奪うと、古閑にとって「胸を借りる本当に強い」存在であった不動と並び、後半戦へ突入。後半もどちらも譲らぬ攻防戦の中、不動が16番でまさかのダブルボギーを叩き、古閑が逆転優勝で念願のメジャー初制覇を飾った。

 優勝した古閑は「やっちゃった。どうしよう・・・。3連続(バーディー)が来たときに『いや、どうしよう』と思いました。自分の中でイケイケになると、そういうときにポカやるんですけど、そのときは冷静になることが出来ました。不動さんとの5打差って10打差くらいに感じるものなので・・・。まさか追いつくとは思っていなくて。追いついたときは『いやあ、追いついた。どうしよう』と思いました」と思わぬ展開に、古閑自身が一番驚いていたという。「不動さんは、すごいとしか言いようがないです。今日はたまたま私に盆と正月が一緒に来たみたいな感じですけど、スコアとかじゃなくゴルフの質がまったく違うので、本当になんていっていいかわからないんですけど・・・。不動さんに『おめでとう』といわれたとき、何か私、呼吸困難になって・・・」と、憧れの大先輩と公式戦で最終日最終組で一緒に回り、その先輩を破っての公式戦初優勝、古閑ならではの言い回しで、喜びを表現していた。

2位不動裕理
「今年一年最後までこのパターンが抜け切れなかったという思いです。全体的にパッティングがちょっと弱目だったのが、この結果を招いたと思います。来年のことは、これからゆっくり考えます」。

2007年度賞金女王:上田桃子
「今日はショットは良かったのですが、パットが一日良くなかったですね。本当にパターが悪かったです。すごく良い一年でしたけど、最後の最後に足りないものが見えたし、『もっと練習しろ!』ということかと思いました。賞金というより最後にきちんと締められなかったのが、残念です」。

 2007LPGAツアーは、古閑美保の公式戦初優勝で締めくくられたが、上田桃子が初優勝を含む年間5勝を挙げ、166,112,232円稼ぎ出し、昨年大山志保が稼ぎ出した年間獲得賞金額に約18万円差と迫る活躍を見せ新女王に輝いた。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索