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2018.5.5

首位のイジョンウン6 必勝パターンは逃げ切り

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2018年LPGAツアー公式戦、第1戦『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』大会第3日が5月5日、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部西コース(6,715ヤード・パー72)で行われた。タフなセッティングに各選手が悲鳴をあげる。さながらのサバイバル。イジョンウン6が通算5アンダーで首位を守った。2位タイは通算1アンダーの申ジエ、鈴木愛。(天候:晴れ 気温:22.9℃ 風速:3.9m/s)

 おそるべき、韓国の21歳。イ ジョンウン6はどんな局面でも、冷静沈着だった。LPGAツアー初出場ながら、2位以下に4打差をつけて最終日を迎える。「優勝を意識すると、あまりいい結果を得られない。あしたも第1日を迎えるような、新鮮な気持ちでプレーする。でも、正直な気持ちはドキドキ、ワクワクしています」。あこがれの申ジエと、最終組で優勝を争う。「子どもの頃、テレビでみていた選手です。本も読んだ。光栄です」と目が輝く。

 初対面は、昨年の全米女子オープンだった。あいさつをかわしただけだが、「思っていた通り、素晴らしい方でした」という。申の著書をバイブルのように繰り返し読み、韓国で賞金女王になった。あこがれの人の前で、自分のいいプレーを披露したいと思うのは当然だろう。

 この日も同組の比嘉真美子が、「スキがなかった。すべてがうまい」と絶賛したように、スーパープレーと、忍耐の妙をみせつける。2番は15メートルのフックラインを読み切って、鮮やかなバーディーを決めた。「きょうは、すこしだけ緊張していました。でも、あのバーディーで気持ちが楽に…。ぜいたくをいったら、切りがない。チャンスを決められず、もったいないところもあったけど、まずまずだったと思います」と振り返る。

 ショットは、精密機械のようだ。なぜ、ボールが曲がらないのかという、質問に「リズムを一定に保っているからです。しかし、きょうの後半は、前半と同じリズムでクラブを振っていても、少し乱れてしまった。原因がまったくわからない」と首をひねった。昨シーズン、韓国ツアーで4勝。「1度は、逆転で勝ったことがある。でも、残り3勝は逃げ切り。そういう意味で、トップに立っていることは、とてもいいことです」。不安を打ち消すため、この時だけは強気の言葉を口にした。

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