2018.5.10
鈴木愛、試練の6連戦 『結果が欲しい』
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
LPGAツアー第11戦『ほけんの窓口レディース』が5月11日、福岡県福岡市・福岡カンツリー倶楽部和白コース(6,292ヤード/パー72)で開幕する。10日はプロアマトーナメントが行われた。
今季の賞金ランキングは、もっか1位。日本のトップといえば、今や鈴木愛である。2週連続で最終日、最終組の戦いなど、安定感と印象度は群を抜いている。しかし、他の選手の何倍も負けず嫌いを自任。「今シーズンは、2勝をあげた後、KKT杯バンテリンレディスオープンから出場した3試合、優勝するチャンスがあった。もうひとつ、ふたつは勝っていて不思議はない。誰でも同じだけど、負けたくありません。やっぱり1番にならなければ意味がない」。いつも以上に、自身の心情をストレートに表現した。
もっか6連戦の折り返し点。自身のオープンウイークの前には、大一番の全米女子オープンを控えている。「勝っていたら、疲れがすぐに吹き飛びます。でも、2週連続で負けているから正直、思うように体が、動いていないと感じた。ショット、パッティングとも、しっくりきていません」と自己分析した。今季の特徴は、自己採点がとにかく厳しい。いつも、開幕前は、不安要素ばかりを口にする。第一人者の自覚がそうさせるのだろう。「焦りとか、そういうものはありません。でも、勝ちきれない自分にイライラさせられる」。
不安を払しょくするため、練習をひたすら行うのだ。コーチはいない。1人で考え、練習で取り組んだことを、試合で試す。その繰り返しだ。きのう9日は、24歳の誕生日。「大会最終日は、母の日ですね。結果が欲しい」と絞り出すように話した。ディフェンディングチャンピオン、年女として迎える、今大会。きょうもまた、日没までPracticeだった。結果は、13日までのお楽しみ-。
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