1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 相思相愛 鈴木愛、V2へ首位発進

2018.5.11

相思相愛 鈴木愛、V2へ首位発進

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 LPGAツアー第11戦『ほけんの窓口レディース』が5月11日、福岡県福岡市・福岡カンツリー倶楽部和白コース(6,292ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、ディフェンディングチャンピオンの鈴木愛が4バーディー、ノーボギーの68をマーク。4アンダーで首位に立った。1打差の3アンダー、2位タイはサイ ペイイン、松田鈴英、上田桃子、申ジエ、フェービー・ヤオ。(天候:晴れ 気温:24.3℃ 風速:5.0m/s)

 左ひざのテーピングが痛々しい。しかし、鈴木 愛はズバッと首位発進を決めた。相思相愛。過去2勝をあげている得意のコースは、プラスアルファを引き出す効果があるらしい。「大好きなコース。アップダウンが多く、狙いどころがとても狭い。集中力が増す。私の生まれ育った四国には、こういうところが多い。ステップ・アップ・ツアー、去年の大会も優勝できた。とにかく、素晴らしいイメージがわいてくる」。

 スタートの1番でバーディーを奪う。3番でも2メートルを決めた。パッティングの名手の面目躍如だろう。ただ、この日は、オフのテーマだったショートゲームにさえをみせる。6番で15ヤードのチップインバーディーを披露した。また、絶対ピンチの9番。ここでは20ヤードのチップインパーという離れ業を、福岡のファンへプレゼントする。

 「あの2回は、ラッキーです。調子はそれほど良くはない。特に後半は、ショットの状態がいまひとつ。でも、ボギーを打たなかった。スコアを伸ばすことができなかったけど、ぼちぼちということにしておきましょう」と話した。とはいえ、幸運も素直には喜ぶわけにはいかない。「きょうの内容でいえば実質、1アンダー、2アンダーでしょう。ラッキーなことがそれほど続くわけではないし、首位の感覚はありません。あすからが本当の勝負。地力のアンダーパーが必要です」と戒めた。

 周囲が心配する左膝痛は、持病でもある。昨年の今大会もテーピングを施した。「ここ3年ぐらい5、6、7月に痛み出す。でも、そんなことを理由にしたくない。トレーニングで調整し、練習方法をかえて対応しなければプロはありません」。昨年、賞金女王を獲得したことで周囲の見方が変わった。さらに、自身が課すハードルも一段と高くなっている。「負けたくない」。この言葉を繰り返す。ケガやプレッシャーにも強くなった。タイトルはスターをつくる。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索