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2018.5.11

松田鈴英はフェアウェイが命 1W封印の謎 

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 松田 鈴英に何が…。「このコースは苦手で、まさか第1日から、この順位にいるとは思わなかった」と笑みがこぼれた。黄金世代と呼ばれる89期生、栄えあるトップ合格。以降、25戦目で首位に1打差の2位タイスタートは、自身初の快挙だ。では、これまでとの違いは何か。コースマネジメントの変化だった。

 脱ドライバー。プロにとって、飛距離のアドバンテージは何物にも代えがたい。ただ、前週のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップで、フェアウェイキープの重要性を思い知らされたからだ。「1Wの調子がいまひとつ。3、18番の2ホールを除いて、ティーショットは5Wと22度のU4で攻めました」と決断した。セオリーを無視。自身の調子に合わせてマネジメントを変え、精度を優先する。

 しみじみと、「1Wを使わなくても、確実にボールをフェアウェイに置けば、スコアが出せる」と満足そうに語っている。実は、こんなことがあった。「前半の10試合、プロキャディーとコンビを組みました。コースマネジメントを教わりたい。それが目的です」。とはいえ、ジャッジしてプレーするのは自身である。今大会は、ハウスキャディーとコンビで、学習したことを実践。成長を自覚できるまでなった。

 さらに、大きな収穫も。上田 桃子と同組のペアリングは、値千金だった。「上田さんはパーパットの真剣さ。しっかり入れてくるところを、あすからぜひ、マネをしたい」と目に焼き付けている。プロ2年目。若い時の苦労は買ってもせよ-というではないか。

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