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2018.5.13

Day 3 松尾恵のプラスワン テック

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
ほけんの窓口レディース 福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)最終日

 サンデーバック9に入ると、雨足が一段と強くなりました。しかし、優勝争いの熱気が、どんどん伝わってきます。素晴らしい勝負を拝見。この日、ラウンドした選手の皆さんに心からお礼を申し上げたい。そんな満足感を携えながら、クラブハウスを後にしました。

 鈴木愛さんの、優勝。おそらく、ひとことでは表せなかったと思います。この3日間、生命線であるパッティングの調子がいまひとつ。忍耐に次ぐ忍耐だったことでしょう。おそらく、何度か気持ちが切れてしまいそうな場面もあったと感じました。ところが、ここ2戦、最終日、最終組でプレーしながら惜敗。たとえ調子が悪くても、ボギーを最小限に抑える、強い精神力を発揮しています。

 あきらめなければ、チャンスが必ず来る、と信じていたことでしょう。信念を支えたのは、やはり日々の練習。どれほど、スコアが良くても決して満足をしない。ただ、練習をしているのではありません。試合で、自分が足りなかったものを的確に分析。ホールアウト後に、そこを徹底して行う。

 自分をしっかりわかっていなければ、ルーティンの練習になってしまいます。鈴木さんは、試合のための練習を毎日、長い時間、繰り返してきました。コーチはいません。1人で考え、創意工夫を重ねた。ここがすごい。自分をわかっているからこそ、練習でも新たなテーマ、解決策がみつかるわけです。客観的にみられることは、これからの将来、とてつもない財産になると感じました。

 菊地絵理香さんの健闘も見逃せません。今季、3度目の2位。ショットメーカーの面目躍如といえるような、プレーを随所に披露しています。惜しむらくは、17番。あのボギーは本当に痛かった。ただ、今大会の第2日、不安のあるパッティングを開幕第2戦のヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップで、鈴木さんに相談したことなどを明かしています。

 いくら、パッティングの名手といえども、年少の選手に教えをこうことは、なかなかできません。今日は、敗れたものの、シーズンは長い。とにかく、練習を-。エールを送ります。

                               (担当理事・松尾恵)


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