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2018.5.18

Day 1 プラスワン~川﨑志穂~

<Photo:Masterpress/Getty Images>

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)第1日

 ブリヂストンスポーツと用具契約。今大会は3回目の出場だ。「よしっ、今年は」と意気込んでいたが、第1日の成績は87位。「ドラえもんでした」というのが、反省の弁だ。しかし、その意味がちょっとわからない。「地に足がついていなかった。ドラえもんは、反動力装置で、いつも足が3ミリ浮いているでしょう」と補足してもらった。

 前日のプロアマトーナメントでは、宮里藍とラウンド。夢のような1日を過ごした。そもそも、プロになったきっかけは、「藍さんのようになりたい」。ただのあこがれではなかった。小学生から、同じメーカー、同じセットのクラブを使いたい。同じデザインのウェアを着たい。常に両親へ、リクエストしたそうだ。すべてをかなえた両親も、「とにかく、お金がかかった」という。

 プロになる決意が確信に変わったのは、高校3年。主催者推薦選考会を経て、初めて今大会へ出場した。「すごく試合は、楽しい。絶対、プロに。いつか、藍さんとも一緒にプレーできる」。人生のターニングポイントになった。ただ、昨年、宮里は現役引退。ちなみに、2017年サントリーレディスオープンゴルフトーナメントで、一緒にプレーできるチャンスが…。「三ヶ島(かな)さん、竹山(佳林)さんが藍さんと一緒に、練習ラウンドしたとニュースになりましたね。実は、あの時、私もすぐそばにいた。でも、恐れ多くて言い出せない。なんで勇気がなかったのだろう。後から、ものすごく後悔。一生、後悔すると思っていました」と話した。

 ところが、今回、プロアマトーナメントでプレーすることが実現。「願いは叶う。夢も叶う」という教訓を得た。今季、パッティングの不調に悩まされ続けている。「最後まで残って、練習を続けようと誓いました。先週の静ヒルズレディース森ビルカップでは、恥ずかしいけど、泣きながら最後の1人になるまで、ストロークを繰り返した」。この時点で、今大会の主催者推薦出場は決定していたものの、まさか、宮里とラウンドできるなどとは予想もしていなかった。

 「プロアマトーナメントでは、たくさんのお話をうかがい、スイングを正面から拝見しました。それから、動画撮影も快諾してくださった。正座をして、撮影しました」。この日は3オーバーだったが、16番のイーグル奪取が光る。2オンに成功し、ピン右1メートルを鮮やかに沈めた。「あすは、地に足をしっかりとつけ、自分のペースで行きます」。プロは成績がすべてだ。

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