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2018.5.19

上田桃子の新境地 『バック9で勝負』

<Photo:Masterpress/Getty Images>

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)第2日

 決戦はバック9。わかっていても、実現は難しい。大会連覇を目指す上田桃子が、しみじみと語った。「例年のシーズン、私は最終日にいいスコアが出る。ところが、今年は逆のパターン。第1日から、いろいろなところで神経を使いすぎていた。だから、第2日まではいいけど、ここぞというところで、ミスが出る」。幸せの量と同様で、集中力を保つエネルギーにも限界があるのだ。活字で表せば、簡単。でも、実践するのは難しい。このあたりがゴルフは精神力の勝負、といわれるゆえんだろう。

 この日も、昨日と同じようにバーディーチャンスは多かった。「2番で1.5メートルのバーディーパットをはずした時に、またか、という感じでした。でも、今日のテーマは視野を広くもってプレーする。最終日のための準備という位置づけ、と気を取り直した」という。不思議なものだ。冷静に自己分析を行えた。最大瞬間風速が12.1m/s。「風が強いと、目がボールから離れるのが速い」とラウンド中に修正したそうだ。

 さて、最終日である。「とてもいいポジションだと思う。明日は、上位の選手から離されないように淡々とプレーをして、バック9から一気に集中力を高めたい」。逆転で連覇達成の態勢は整った。

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