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2018.5.25

創意工夫で首位 岡山絵里、65の舞台裏

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 LPGAツアー第13戦『リゾートトラスト レディス』が5月25日、兵庫県三木市・関西ゴルフ倶楽部(6,569ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日は、絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出。7アンダーで岡山絵里が首位に立ち、1打差の6アンダー、2位はカリス・ディビッドソンがつけた。注目の鈴木愛は2アンダー、20位タイ発進。(天候:晴れ 気温:25.9℃ 風速:3.6m/s)

 だから、ゴルフはおもしろい。7バーディー、ノーボギーの快進撃。岡山 絵里が今季初の首位スタートを決めたが、ホールアウト後はなぜか首をひねった。「けさの練習で、まったくボールがヒットしない。どうなるかなぁ。そんな調子です。でも、ラウンド中、いろいろなことを試しながらプレーをした。それが良かったのでしょうね。65ができました。65が出たわけですからね」という。

 特に、終盤の3連続バーディーは強烈なインパクトを与えた。15番、左足上がりのラフからの第2打。PWで1メートルのホットショットは、お見事というしかない。勢いに乗った16番は2.5メートル、17番も2メートルを決めた。「実は、ここ1カ月ぐらいスイングで悩んでいた。いろいろなことに取り組んだ。私は、フィーリング第一ですから、うまく言葉にできないけど、とにかく、たくさんのことを試しながらやってきた。アドレスなどを含め、きょうの後半、いい感じ…。ようやく手応えを得た気分です。だけど、けさの内容からは、とても想像ができません。ゴルフは不思議なスポーツだなぁ、と改めて知りました」と恥ずかしそうに、ほほ笑んだ。

 岡山は、大言壮語を吐くタイプではない。そこまで控えめでなくても-取材のたびに、いつも思う。「少しずつ、成長できればいい。だから、きょうはデキすぎ。もう少し、スコアが伸ばせるチャンスはありました。でも、欲をかけばバチがあたります」。あきらめず、能力を引き出すために努力を重ねる。プロゴルファーでいる限り、この姿勢こそが財産だ。

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