1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 廣済堂レディスゴルフカップ 最終日

2008.6.1

廣済堂レディスゴルフカップ 最終日

 2008年度LPGAツアー第12戦『廣済堂レディスゴルフカップ』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の最終日が千葉県市原市の千葉廣済堂カントリー倶楽部(6,337Yards,Par72)で開催された。

 昨日とは対照的に晴天に恵まれた最終日、気温:24℃と絶好のコンディションの中、白熱した優勝争いを一目見ようと多くのギャラリー(8,073人)が詰め掛けた。その中、通算9アンダーの単独トップでスタートしたプロ4年目の飯島茜が、5バーディー、1ボギーの68で通算13アンダーとし、3日間首位を守りきる完全優勝で今季初優勝、ツアー通算4勝目を飾った。ツアー初優勝を狙った中島真弓は、一時首位に並ぶ猛追を見せるも結局2打及ばず2位。通算7 アンダー3位にはこの日のベストスコアとなる67をマークしたリエスド(韓国)が入った。

 トップの飯島、2位の中島とも妹をキャディーに起用し姉妹タッグ対決と注目を集めた最終日。前半は飯島がスコアを3つ伸ばし、1つしかスコアを伸ばせない2位中島との差は4打となり、飯島の独走ムードかと思われた。しかしサンデーバックナインに入ってから試合は一転、まさに一騎打ちとなる白熱した展開となった。

 10番ホールで飯島がこの日初となるボギーを打ち3打差となると、中島の猛追が始まった。11番で中島がピンそば50cmに寄せバーディーを奪い2打差とすると、続く12番で3m、13番で5m弱と3連続バーディーを決め通算11アンダー、初日から首位を走っていた独走態勢の飯島についに並んだ。「中島さんが追い上げてくるので、のみ込まれるかもと思いました」と飯島を脅かすほどの快進撃を見せた中島。「もう行くしかないって感じでした。後半は、私は私で良いプレーをしようと思っていたので」と自身初となる最終日最終組での優勝争いにも淡々とプレー、飯島に食らいついていった。15番ホールではお互い譲らずバーディー、両者通算12アンダーとし、残り3ホールの勝負となった。

 そして勝負の明暗を分けた16番ミドルホール。先にティーショットを打った中島「ここはパーを取らなくちゃいけないという意識がありました。左サイドに打とうとしたのですが、力が入ってしまって・・・」と球は左崖の斜面へ。「立っていられないような斜面にありました」と2打目は出すのが精一杯。それでも3打目をグリーンオンし、ピン3mに寄せる意地を見せたが、パーパットを外してしまいここで万事休す。「16番で中島さんはミスしたが、3打目でしっかりグリーンを捉えてきた。パーは取るかもしれないと思って自分でも気を引き締め直しました」と飯島は、2打目をピン8mにのせバーディーを奪い、チャンスをしっかりとものにして、追いすがる中島を突き放した。

 初日LPGAツアータイ記録となる62というビッグスコアをマークし、2位以下に5打差をつけるアドバンテージを持っていた飯島、最終日は一時首位に並ばれる場面もあったが、何とか3日間首位を守りきり、自身初となる完全優勝を飾った。「初日に10アンダー出していたから優勝しなきゃいけないと思ってたし、これで負けたらイヤだなと思って気合いれてやりました。私もそうでしたが妹のほうが負けたくないと力が入っていました」と飯島姉妹が力と気持ちを合わせて、ツアー4勝目を勝ち取った。


この日、小学生以下の子供たちを対象に「LPGAジュニアゴルフ体験コーナー」が開設され、多くの子供たちが参加してくれました。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索