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2018.6.16

ドローで勝負 李知姫、Vの足音が聞こえる

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 LPGAツアー第16戦『ニチレイレディス』大会第2日が6月16日、千葉県千葉市・袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コース(6,548ヤード/パー72)で行われた。この日、ジャンプアップしたのは、李知姫。67をマークし、通算7アンダーで首位に立った。1打差の通算6アンダー、2位は申ジエ。3位タイ、通算5アンダーで大江香織、鈴木愛が最終日、逆転を狙う。(天候:雨のち曇り 気温:16.4℃ 風速:4.3m/s)

 首位へ躍り出た、李知姫は難コースが得意だ。「その年の大会によって、成績の浮き沈みが激しい。でも、このコースが私は好き。なぜなら、いいショットを打てばいい結果が出て、悪いショットならボギーなどが簡単にくる。特に今年は、ラフが深いからよけいでしょう」と話している。ところで、実際にプレーをみたファンならおわかりだろう。今季、ドローボールへスイッチしていることを。

 「去年はフェードボールで、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯を勝つことができた。それはとても良かったことです。しかし、オフの米国・パームスプリングスでキャンプをしていたら、ドローがしっくりきた。元々、私はドローヒッターだし、今年はこちらで行こうとなった。トラックマンなどデータでもそれがわかります」と明かしている。

 ただし、いくら経験十分でも、スタイルを変えるのは至難の業。「いいボールを打っても、距離感がなかなか合いません。前半戦、優勝争いがとても少なかったのは、そこが要因。それが、今日は感覚がドンピシャリでした。今年一番の内容だと思う。ショットがとにかくいい」と解説した。

 一方、プライベートでも、持ち球を変更するぐらい、劇的な変化が-。「日本は猫ブームで、多くの本や雑誌が出版されているのか不思議でならなかった。子どもの頃から、猫が怖くて仕方がない。すごく苦手だったけど、たまたま友人が飼っていて……。その猫がすごく、私になついてくれた。とてもかわいい。遅ればせながら猫派です」とうれしそうに語っている。

 2011年今大会のチャンピオン。7年ぶりに到来したチャンスを、「課題はパッティングです。今日は、1番で3メートル、18番もチャンスだったのに外してしまった」と反省を忘れない。すべてが勝利のためである。

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