スタンレーレディスゴルフトーナメント　第1日目

　2008年度LPGAツアー第19戦『スタンレーレディスゴルフトーナメント』（賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円）の１日目が静岡県裾野市の東名カントリークラブ（6,450Yards,Par72）で開催された。

　気温29.1℃、風速3メートル。朝から雨が降ったり止んだりと不安定な天気となった東名CC。蒸し暑い中でのプレーとなった初日だが、各選手が次々と好スコアを出す、白熱した展開となった。そのなか飛び出したのはニッキー・キャンベル（豪）。この日9バーディー2ボギーの65をマークし、単独トップに立った。1打差の2位タイには、藤井かすみと李知姫（イ チヒ・韓国）が続いている。

　「相性がいい」という東名カントリークラブで、ツアー自己ベストの65をマークしたニッキー・キャンベル。会心のラウンドを振り返り、「前半はアイアンがかみ合ってピンについてくれたし、後半はショットがピンに絡まなかったけど、長いパットが入ってくれました」と2006年の今大会以来の単独首位に、照れくさそうに語った。今季はパットの調子が悪く、思うような成績が残せていないキャンベルだが、「低めに上げすぎていたテークバックをコーチになおしてもらってから、パットの転がりが良くなって来ました」と確実に調子は上向いている。明日に向けての意気込みについては「毎日目標はあるが、いまは言いたくない。秘密です」と不敵な笑みを浮かべていた。

2位タイ　藤井かすみ(7バーディー1ボギー)
「最近パットに苦しんでいて、パターもいろいろなものを使ってみましたが、結局もとの物に戻っちゃいましたね。目標にあわせてからアドレスに入ってみても、体がなんだか違う方を向いているようで、イメージが合わない状態です。目をつぶって打ってみようとも思いましたが、やはり気持ち悪くて・・・。今日は私の組はオバチャン組（木村敏美、服部道子）だったので、”オバチャンの技を見せてやる！！”とか言いながら回りやすかったのが良かったですね」。

2位タイ　李知姫(7バーディー1ボギー)
「今日はショットがよく、特にドライバーの精度がよかったです。ラフに入れたのは1回だけでした。今シーズンはショットの調子自体の好不調の波が少なく、いい状態できています。明日以降もいいスコアでいかないと上位にはいけないと思うので、自分のゴルフをやって、１つでもスコアを伸ばして行きたいですね」。

明日のスタートは7：30（OUT/IN）予定。

　若林舞衣子が、ゴルフ規則14-3（人工の機器、異常な用具と用具の異常な使用)により競技失格となった。