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2018.6.22

Day 2 プラスワン~勝みなみ~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)第2日

 遠い昔、はるか彼方の銀河系で…といえば映画、スターウォーズのオープニングクロール。勝みなみが、遠い昔の意外なエピソードを話してくれた。自身のルーツについてだ。「祖母から、幼少時に聞いたことです。うちのルーツは元々、平家につかえた武士。それが源平の戦いで敗れて、鹿児島まで落ちのびた。落人への詮議が厳しい。果ては離島まで逃れて行ったそう。その後、再起を図りました。そして、姓をもう2度と戦いに負けないようにと、願いを込め、勝にしたそうですよ」。

 勝負の世界に生きるアスリートにとって、これ以上のファミリーネームがあるだろうか。ご先祖に感謝をしなければならない。黄金世代のトップランナーとして、今季から導入のリランキングで暫定1位。30,866,200円を獲得し、来季の賞金シードをほぼ確定させた。ここまでを振り返り、「70点」と採点。さらに、続ける。「シーズン開幕前、これほど順調に行くとは予想をしていなかった。年間フルに戦って、シードが決まればいい。そう思っていました。当然ながら、試合に出ていれば、やはり優勝です。いい感じで来ていたから、オープンウィークの前に優勝。そんなことも考えて…。でも、一番大切なことは、集中力です。1打、1打に集中していれば、たとえ調子が悪くても何とかできる」と自己分析した。

 なぜなら、今大会も絶好調とはいえないからだ。「1Wがちょっとよくない。曲がります。ただ、それは前週の方がもっとひどい。けさの練習で、ライン出しの応急措置をしたら、曲がり幅が少なくなった。とはいえ、15-20ヤードは曲がります。そういった状況で、きょうはスコアを3つ伸ばした。このあたりが技術的、精神的に成長している証だと考えています」と語っている。

 そして、話題は再び、勝姓の話題になった。「以前、勝海舟と関係があるの-とよく聞かれました」という。出身は鹿児島県鹿児島市。海舟というより、郷土の英雄といえば、西郷隆盛である。ただし、独自の考えをもつ。「西郷さんは、鹿児島はもちろんのこと、全国的にも親しまれている。でも、同じ鹿児島出身の大久保利通さんも、すごい人です。比較するのは失礼ですけど、もっと高い評価を受け、親しまれてもいいと思います」。

 ゴルフも歴史も視点、思考はワイドだった。ちなみに、源平合戦から、今年で833年-。

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