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2018.6.23

Day 3 プラスワン ショット

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)第3日

 呼吸を止めてシャッターを切る。アンソンジュさんの、スーパーショットを目の当たりにして、大きなため息がもれた。ファンタスティック。18番、グリーン前のバンカーは超がつくほどの、左足上がりで、しかも目前にカベのようなあごがせり出していた。さらに、ライは目玉の状況。「パーセーブできたことがうれしい。きょう1日、ずっと頑張ってきたから、きっとゴルフの神様が助けてくれたのでしょう」と語っていた。

 ホテルで目覚めると、まずカーテンを開け、空模様を確かめる。どんよりと雲が垂れ込め、今にも雨が降り出しそうな1日。出発する前に、レインウェア、滑らないシューズ、つばが広いキャップなど、装備のチェックを再び、行う。さらに、コースへ30分以上も早くつくように心がける。カメラマンの職業を選択したことで、雨の日ほど後悔をすることはない。

 ただし、タフな1日は、周囲のありがたさがいつもの何倍も身に染みる。コースへ出かける際、プレス担当の久保裕貴さんが、「良い、仕事を」とひとこと。そして、真っ白なタオルを手渡してくださった。アンさんと久保さんへ、感謝の気持ちを込めたワンショットです。

 ところで、雨の日は私なりの工夫がひとつ。シャッタースピードを上げ、全体がモヤッとしないように心がけている。基本に忠実。また、感謝を忘れない。2つの教訓は生涯の宝物だ。

(戸村功臣=ゲッティ イメージズ)

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