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2018.6.23

光の世代、上昇中 リーダーは成田美寿々

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第17戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額1億8,000万円 優勝賞金3,240万円)大会第3日が6月23日、千葉県袖ケ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ(6,620ヤード/パー72)で行われ、成田美寿々が通算12アンダーで首位を守った。2位は通算10アンダーの福田真未。また、連覇を目指す鈴木愛が急浮上。通算8アンダー、5位タイから逆転を狙う。(天候:雨 気温:20.9℃ 風速:2.1m/s)

 3連続バーディーで、ムービングデーを締めくくった。16番、残り142ヤードの第2打を8Iで、30センチにつける。続く17番も3メートル、18番は3.5メートルを沈めた。「13番で、通算9アンダーまでスコアを落とした時、ひとケタになっちゃったなぁ。せめて、スタートの通算11アンダーに戻したい。気持ちを切らさずに最後までやりましょう」と気持ちを切り替える。というのも、昨年の悪夢が脳裏をよぎったから。

 「去年も、予選ラウンドを終えて、通算11アンダーだった」。しかし、17年は第3日に75を叩き、首位から7位タイへ後退している。「気持ち悪いというか、二の舞は演じられない、とめちゃくちゃ意識した。今日は成長して、少しはうまくなっているのかな。自分で感じることができた」と、ホッとした表情を浮かべた。

 そして、「雨の影響で、ショットの距離感がいまひとつ。また、後半、2つのボギーは3パット。グリーンの距離感も合っていなかったように思う」と、最終日の課題を分析した。そうはいっても、明らかに昨年と違うことがある。ホールアウト後の練習に加え、自宅へ戻ってから、いわば「家族に隠れて、こそっと練習をしているらしい」と父・俊弘さんが明かす。要は、その隠密練習が、3連続バーディーにつながったのである。

 この日の成田家は、土佐須崎港から水揚げされたばかりのカツオが食卓に並ぶ。「兄のおみやげ。カツオは勝につながるから、いいでしょう」とうれしそうだった。ちなみに、最終日は、同じ92年会の福田真未と優勝を争う。「どちらが勝っても、うちの年代は盛り上がる。(福田は)ユニークで素晴らしい性格。大会を盛り上げます」といったものの、同組には申ジエもいた。驚きの表情を浮かべ、「ジエさんの王者のゴルフを見ながら、勉強します。それでも私、負けるわけにはいきません」。

 3位タイには、92年会のフェービー・ヤオもいた。ちなみに、一般では、92年生まれは若手起業家が数多いことから、光の世代と呼ばれている。

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