ヨネックスレディスゴルフトーナメント　最終日

　2008年LPGAツアー第24戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』（賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円）の最終日が、新潟県長岡市の「ヨネックスカントリークラブ」（6,371yard,par72）で行われた。

　天候：晴れ、気温：28.1℃、風速：3ｍ。朝から快晴となったヨネックスＣＣ。熱戦を一目見ようと、9,575人の大ギャラリーが会場に訪れた。優勝争いは2日目トップの北田瑠衣と同組の原江里菜、そして後半でスコアを伸ばした横峯さくらの3人に絞られたが、結局この日も4バーディー1ボギーの安定したゴルフを展開した北田が、通算9アンダーで今季初優勝、ツアー通算5勝目を飾った。3打差の2位には原江里菜、さらに1打差の3位には横峯さくらが入った。

　3日間でボギー3つと、危なげないゴルフで優勝を飾った北田。「今日は17番ですね」と優勝のキーホールを挙げた。その17番では、セカンドショットが風の影響で右奥に流されてしまい、ロングパットを残すも、1メートルのパーパットを見事に沈めガッツポーズ。「私、今までガッツポーズってしたことが無いんですけど、思わず出てしまいました。18番もバーディー獲れて、2ホール連続ガッツポーズですね」と照れながら振り返った。

　そして時を同じくして、男子ツアーの「バナＨ杯ＫＢＣオーガスタ」では、同じ高校で同級生だった、甲斐慎太郎選手が初優勝。北田も「同じ高校だったので、嬉しいですよね。あちらは（地元の）福岡なので、楽しんで出来たんじゃないかと思います」と祝福のエールを送った。これで目標にしていた、年間1勝を達成。「これでツアーチャンピオンシップリコーカップも出られるし、ミズノクラシックにも出られますね。あとは1試合1試合頑張りたいなと思います」と目標を達成した北田の次の夢は、膨らむばかりだ。

-6　2位　原　江里菜
「今日はスコア3つと考えていましたが、それでも届かなかったので設定ミスですね。目の前の人を見るより、スコア設定したほうが良いと思ったのですが・・・。自分の流れが来る前に終わってしまいました。悔しいけど仕方ないです。最後まで自分ならできると思ってプレーができていました。攻めるゴルフが、優勝する前よりできていたと思います」。