2018.7.13
工藤優海、初心に帰ってステップ初V
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第13戦『ANA PRINCESS CUP』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が13日、北海道勇払郡・早来カントリー倶楽部北コース(6,522ヤード/パー72)で行われ、工藤優海が通算8アンダーでステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った。通算5アンダー、2位タイは丹萌乃、地元北海道出身の山戸未夢。(天候:雨のち曇り 気温:21.8℃ 風速:1.7m/s)
粘りの勝利。ステップ初Vの工藤優海は、「久しぶりに3日間、自分らしいプレーができた」と冷静に大会を総括した。「洋芝に対応することが難しかった。アプローチや、カラーからのパッティングで苦労したけど、勝負所でパッティングを決められたと思う。調子がそれほどいいとはいえなかったし、耐えて、粘って…。スコアを伸ばした」という。
大会最終日、イーブンパーにまとめた。「ラッキーでした」という3番は、7メートルのバーディーパットが決まる。続く4番、5番と連続ボギーしたものの、簡単には崩れない。優勝を意識したのは、17番。「最後の3ホール、さすがに緊張した。体が思うように動かない。だから、17番で2.5メートルのパーセーブが大きい。気持ちが楽になって、18番は絶対、この日のスコアがオーバーパーで終わりたくないと思った」。3メートルのウイニングパットを決め、ホッと胸をなでおろしたという。
一方、2018年、最大の目標は、再来週に行われる最終プロテスト合格だ。「今年は、ステップ・アップ・ツアーで、たくさんの経験を積むことができた。Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournamentで2位になって、それ以降は内容よりも、結果ばかりを意識。自分のスタイルを貫くことができなくなっていた。ただ、今大会で、粘って拾いまくるスタイルが取り戻せたと思います。最終プロテストへ向け、今回の優勝は本当に自信になりました」。試練の7月は喜びもまた、大きい。
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