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2018.7.22

Day 3 鈴木美重子のプラスワン テック

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

センチュリー21レディスゴルフトーナメント 瀬田ゴルフコース 西コース(滋賀県)最終日

 世界は、本当に広い。今大会を終了して、改めて思い知ったことです。優勝した米国のクリスティン・ギルマンさんは、日本ツアー初出場。現在20歳で、しかも今年は全米女子オープンで27位の成績の他は、これといって目を引く実績があるわけではありません。ところが-。

 1番のティーグラウンドでスタートを見送ることは、私の業務です。初めて、彼女のスイングを拝見すると、日本人選手とは明らかな違いに驚きました。インパクトで、フェースの面を変えず、そのままフィニッシュへもっていったからです。さながら、ボディーターンで打つ見本のような感じでした。日本人選手は通常、両脇を締めながらインパクトを迎え、フェースを返す。

 ギルマンさんは、まるでアプローチの延長のような感じで、1Wのスイングをする。言葉にするのは簡単でも、よほどの背筋力がなければ、できないスイングです。かといって、体形にそれほど恵まれているわけでもなし。聞けば、8歳の時からOBを打ったことがないそう。繰り返しになりますが、フェースの向きを変えずに、アプローチのようなスイングを行えば、ボールが曲がることは少ない。

 そして、調子がとても良かったのでしょう。54ホールのプレーで、ボギーはわずかに2つだけ。今回の優勝は、精度の賜物でした。LPGA競技で、アマチュアが優勝を飾ったのは、6人目。LPGAツアー初出場のアマチュアの優勝は、2012年サントリーレディスオープンゴルフトーナメントのキムヒョージュ選手以来、2人目の快挙になりました。

 スイングは米国流で、ちょっと異質な感じもしましたが、パッティングも実に巧み。ここぞという時は、必ずカップインさせてくる。ラインを読んでいる時も、かなりイメージが出ている-そんな印象でした。リスペクトし、目標とする選手をアニカ・ソレンスタムさんと話しています。なるほど、リズムなどでそんな雰囲気を漂わせていました。

 一方、感動したことといえば、コースの素晴らしさ。猛暑というより、酷暑といった方がふさわしい。ところが、グリーンのコンディションなど、パーフェクトといえるほど、選手が最大のパフォーマンスを発揮できるように、整えてくださいました。散水なども手作業で行ってくださったとうかがっています。瀬田ゴルフコースのスタッフの皆さま。心から感謝を申し上げます。

(鈴木美重子=担当理事)

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