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2008.10.19

富士通レディース 最終日

不動裕理 大逆転優勝!!

2008LPGAツアー第31戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が千葉県千葉市緑区の「東急セブンハンドレッドクラブ」(6,588y・Par72)で行われた。

天候:くもり、気温:22.9℃、風速:6m。一時は雨がぱらつく不安定な天気の中行われた最終日。優勝争いはLPGA史上に残る大激戦となった。2位と6打差のトップでスタートした三塚優子が、この日1オーバーとスコアを伸ばせなかったのに対し、3位スタートの不動裕理は6アンダーの猛チャージをかけ、勝負の行方はプレーオフに。両者一歩も譲らず迎えたプレーオフ5ホール目、パーで終えた不動に対し、三塚のパーパットが惜しくもカップをかすめ、勝負あり。不動裕理が7打差をひっくり返す大逆転で、今季4勝目、通算46勝目を飾った。

前半を終えて2位の不動とは5打差。誰もが三塚の優勝を確信し始めていたが、不動は最後まで諦めていなかった。15番で140ヤードをピン横10cmにつけるなど、後半も3つスコアを伸ばし、ついにトップの三塚を捉えた。そして迎えたプレーオフ3ホール目、不動は18番ホール名物のグリーン手前のガードバンカーに捕まる。ボールはバンカーのアゴの近くで万事休す、快進撃もここまでかと思われた。

パーを確実にしていた三塚も「不動さんがあそこから寄せて、パーを獲るとは思っていなかったので、正直勝ったと思いました」と思ったほど。しかし不動はその難しいバンカーショットをピン手前5mに寄せ、見事にパーパットをねじ込んだ。その後三塚が5ホール目でボギーとし、決着が付くまでは、まさに手に汗握る大接戦だった。

優勝した不動は「最後はいっぱいいっぱいでした。飛距離でかなりの差があるので、圧倒的に自分が不利だなと思っていましたが、勝てて良かったです」と長い1日を振り返った。18番のバンカーについては「あのバンカーは難しいので、練習日によく練習しておきました」と準備は十分だった。この勝利で通算勝利数で大迫たつ子を抜き、単独4位に浮上。賞金ランキングも6位に浮上した。それでも「今年は4勝して6位。まだまだですね」と謙虚な姿勢を見せる元女王だが、賞金女王争いのキーポイントとなる終盤戦で、その存在感を大いにみせつけた。

2位 三塚 優子
「やっと終わりました。長かったです。あの蟻地獄みたいなバンカーから(不動さんがパーセーブ)入れてくるとは思いませんでした。(あの時は)勝ったと思ったのですが・・・。(初のプレーオフ)ひとホール目のティーショットは緊張しましたが、あとは楽しく回れました。勝ちたい気持でいたのですが・・・・」。

3位 佐々木慶子
「10アンダーを目標にすればトップ5に入れると考えていました。これで(獲得賞金ランキング41位。シード権)安全圏に入ったかなぁ。毎年終盤戦でいやな思いをしてきたので、早く決めたかった。これで残りの試合は思い切ってやれます」。

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