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2018.8.5

福田真未、ツアー2勝目は大会レコードで-

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー22戦『北海道 meiji カップ』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)大会最終日が8月5日、北海道北広島市・札幌国際カントリークラブ島松コース(6,493ヤード/パー72)で行われ、通算15アンダーのトーナメントレコードで、福田真未が逃げ切り優勝。2打差の通算13アンダー、2位は申ジエ。3位は、通算12アンダーで青木瀬令奈が入った。(天候:曇り 気温:20.5℃ 風速:2.4m/s)

 16番、残り100ヤードの第2打。福田真未は52度でよどみがないきれいなスイングを披露する。「ピンへ向かって、思い切ってクラブを振ることができた」。とはいえ、バーディーパットは6メートルである。しかし、ここでも迷いと気負いは感じられない。「朝から、とてもいい緊張感が全身をつつんでいた。震えがくる、ドキドキしたところは最後までない。本当に楽しい1日。ラインとスピードのイメージが、しっかりしていたから」という。

 きっちりとカップインさせる。優勝を手繰り寄せたシーン。13番では、15メートルのバーディーパットを沈めた。ところが、続く14番では1メートルのパーパットをはずし、この日、初のボギー。「動揺はなかった。ここまでいいプレーができていたし、ボギーが来て、冷静になれたような…。それだけに、16番のバーディーが大きいと思います。あの時、少しだけ優勝を意識したけど、まだまだ私はイケる。もっとスコアを伸ばさないといけない。気合が入った」と総括した。

 ツアー初優勝は、昨年の伊藤園レディスゴルフトーナメント。「人生で最も長く感じた18ホールです」の言葉が忘れられない。2位以下に6打差をつけていたが後半、アンソンジュが猛追し、終わってみれば1打差に迫られていた。今回も、申ジエが追い上げる。ただ、福田はそれ以上に冷静だった。淡々とプレーへ専念。「すごく冷静で、15アンダーへスコアを伸ばしたという感じもしません。初優勝の経験は、今回に生きた。あの苦しさを忘れないうちに、早く2勝目を、と密かに思っていたのです。それから、最終日に、最終組でスコアを伸ばして勝てたことは、次へつながると思う。今度は、3勝目です」とボルテージが上がる。

 優勝の副賞には、明治製品が10年分。「私は、ミルクチョコレートが好き。昔からそうでした。いろいろなところへ贈ろうと思います。お菓子は感動を与えてくれるでしょう」と話し、「私もゴルフとお菓子で、子どもたちへ感動を与えたい」。今季の賞金ランキングが8位へ浮上し、賞金シード獲得に苦しみ抜いた昨年とは、雲泥の差がある。経験を活かし、チャンスをものにした。そして、自信に変わる。自ら、それを証明してみせた。

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