2018.8.9
比嘉-大会連覇へ意欲『また、トロフィーを』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
LPGAツアー23戦『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が8月10日、長野・軽井沢町・軽井沢72ゴルフ北コース(6,655ヤード/パー72)で開幕する。9日はプロアマ大会が行われた。
軽井沢で感じたのは、新たな比嘉真美子のスタート。ディフェンディングチャンピオンとして、より気が引き締まる。「自分のゴルフ、開催されるコース。両方が素晴らしいイメージがあります。その状況を崩さず、良いリズムを持ち続ける。きっといいプレーができます。今大会は去年、4シーズンぶりに優勝を飾った思い入れがある。もちろん、またここで優勝トロフィーをもちたい」と話した。
連覇のポイントは、「やはり、フェアウェイキープでしょう。洋芝は、ラフへボールを入れると、クラブに絡まって距離感を出しにくいから」。そうはいっても、もっかの課題は全英リコー女子オープンから帰国直後で、体調を整えることにある。「7日夕方に帰国。帰宅して荷物を入れ替え、翌8日にコースへ入りました。疲れはそれほどでもないけど、時差ボケが少しあります。私の場合、アメリカから帰国した時より、ヨーロッパが苦手。ちょっとフワフワする感じがします」と苦笑する。
とはいえ、全英4位の成績は、さらなる意欲をかきたてる。「日本人は比較的、体形が小さい。周囲には、大きくてパワーあふれる選手がたくさん。でも、そういうことって、ないものねだりです。まわりを見ても、自分自身を見失ってはいけない。特に、自分の良さは何なのか。長所をより活かしてプレーする重要性を感じた」と神妙な表情で語り、改めて用具への感謝を言葉にした。
ロストバゲージで自身のクラブが届いたのは、開幕前日の夕方。「第1日の朝、クラブへ触れた時、安心感が全身へ広がりました。今まで以上に愛着がわいたような…。クラブに限らず、日本がいかに恵まれた国か、便利であるか、改めて日本の素晴らしさがわかった」という。ディスカバー・ジャパンとともに、無限の可能性までを体感した、プライスレスの1週間だった。
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