大王製紙エリエールレディスオープン　開催！

　今年のLPGAツアーも残すところあと2試合となった第36戦『大王製紙エリエールレディスオープン』（賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円）が11月21日(金)からの3日間、愛媛県松山市にある「エリエールゴルフクラブ松山」(6,442y・Par72)で開催される。

　今年で27回目を迎える本大会の出場選手は、昨年のこの大会で“史上最年少の賞金女王”を決めたディフェンディングチャンピオンの上田桃子。また先週の『伊藤園レディス』を制し今期3勝目を飾り獲得賞金ランキング2位に浮上、女王の座も射程圏に入ってきた古閑美保。同ランク1位の李知姫、3位の福嶋晃子。今季未勝利ながらトップ10に入る回数は19回(出場27試合)と常に優勝争いをして、同ランクも4位“今期初優勝”が誰より欲しい横峯さくら。また先週に続き主催者推薦から急遽出場が決定した宮里藍など総勢96名が本大会に挑む。

　昨年の本大会は出だしでバーディーを奪った上田がこのまま独走かと思われた。しかしプレッシャーからか2番、3番を連続ボギーとし、追い上げてきた有村智恵に一時首位を譲ったが、前半をパープレーでまとめ、再び首位でバックナインへ。他の選手がスコアを落とす中、そのバックナインで1バーディー1ボギーと安定したプレーを魅せ、優勝を手に入れた。

　次週のツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』は、今季のツアー優勝者と賞金ランク25位までなど、限られた選手にしか出場権が与えられない。賞金ランク上位50人に与えられるシード権争いの選手にとっては、今週の『大王製紙エリエールレディスオープン』が事実上の最終戦となる。今年も、華やかな優勝争いのかたわらで、ツアープレーヤーたちの来季の出場権をかけた熾烈な戦いが繰り広げられることになる。

　来季の賞金シードが得られる賞金ランク50位にランクインしている選手の中から、永久シードの不動裕理や規定出場試合数に満たない張娜(チャンナ・中国)をのぞいたランク52位までの選手が、来季のシード権を手に入れることができる。