2018.8.11
6打差をつけた黄 本日は、修正力をアピール
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
LPGAツアー23戦『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会第2日が8月11日、長野県軽井沢町・軽井沢72ゴルフ北コース(6,655ヤード/パー72)で行われた。この日も絶好のコンディション。首位スタートの黄アルムが、通算14アンダーへスコアを伸ばした。6打差の通算8アンダー、2位は申ジエ。通算7アンダーの3位タイは若林舞衣子など、4人がつけている。また、ディフェンディングチャンピオンの比嘉真美子は65をマークし、87位タイから18位タイへ浮上した。(天候:晴れ 気温:23.7℃ 風速:2.1m/s)
最終日を前に、黄アルムは6打のアドバンテージを握った。2戦前の大東建託・いい部屋ネットレディス以来、わずか2週でまた、完全優勝のチャンス。「リードは大きいけど、まだ、18ホールのプレーが残っている。どんなことが起こるかわからない。明日の目標は、より目の前の1打に集中する。そして、スコアをひとつでもいいから伸ばすことです」と引き締めた。
まるで、第1日の再現をしているようなスタート。1、2番と連続バーディーを奪う。ショット、パッティングともに好調だ。前半は32。後半に入っても、10番でバーディースタートである。ところが、11番。ショットへ乱れが生じた。今大会、初のボギー。12番でも連続ボギーとしてしまう。
「10番まで、とてもスムーズ。とても良いリズムでプレーできたと思う。でも、11番でエイミングが右へズレてしまった。ただ、当たりなどは悪くはない」。突然やってきた、負の流れを断ち切ってしまう修正力が、この日のハイライトだろう。要は、狙ったターゲットに対して、正しいアドレスができなかった-ということだが、このあたりが勝負の怖さでもある。
「調子がいいからといって、油断をしたわけではありません。今日も緊張していたし、試合に対する気持ちは、いつだって同じ」。今、そこにあった危機を乗り越え、15、16番で連続バーディーは見事だった。ゴルフをやめようと思ったスランプの要因、パッティングも好調。心技体が揃った証だ。
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