2018.8.25
強風も貴重な経験 三ヶ島かな、初Vへ燃える
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)第3日
コースが選手を育てる。日ごとに三ヶ島かなの表情が精悍になっていく。強風下でも、「ものすごく、楽しかった。風が強いと、どのぐらいボールが曲がるのか。そんなことを考えながら、プレーしたのです。前週のプロアマでも強風が吹いていたし、今日は自信をもってクラブを振り抜きました」という。
この日の内容は、1バーディー、1ダブルボギー、1ボギーだったものの、そんな言葉を口にするのは成長の証明か。魅せたのは、13メートルを2パットでしのいだ18番だろう。3メートルのパーパットをカップインさせた際、満足感をにじませる。「ちょっと、自分のストロークに不安があった。でも、ここと決めてそれを信じて……。そうしたら、きっちりとカップへ吸い込まれた。そういうことって、大きいですね」と話す。
荒天によるコース整備などで、スタートが大幅に遅れた。最終組でプレーしただけに終盤は、周囲が薄暗い。それでも、「みんなでワイワイ話して、笑いながらプレーをしました。今日は、同伴競技者に恵まれたと思います」と感謝の言葉を述べた。久々の優勝争いは、1打差を追いかける展開だ。
「追いかける立場は、逃げるのと違い、私には合うと思います。しっかりと上をみて、いいプレーをしたい。最終日にスコアを伸ばすことが、私のテーマですから」と気合を込めた。前週の大里桃子に続き、今年の最終プロテスト合格者が優勝を狙う。
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