2009.4.24
フジサンケイレディスクラシック 第1日目
2009LPGAツアー第6戦『28thフジサンケイレディスクラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の初日が静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,464y par72)で開催された。
天候:曇り、気温:15.5℃、風速:3.3m。昨日の暖かさとは一転、肌寒さを感じる中スタートした初日。この日絶好のスタートを切ったのは有村智恵。圧巻は5番ホール・パー5の2打目。残り235ヤードを3Wで放ったボールは、ピン手前12mに落ちると、ボールはピンに向かって転がり、見事カップイン。2007年のミズノクラシックの上田桃子以来、LPGA史上9人目のアルバトロスを達成した。そのまま勢いに乗った有村はその後も4バーディーを奪う完璧なゴルフでトータル65、通算7アンダーで2位に2打差をつけて単独トップに躍り出た。2位にはプロ3年目の塩﨑亜美。さらに1打差の3位タイには、横峯さくら、T・ダーディン(豪)、アマチュアの竹村真琴が続いている。
PM12:54:降雨によるコースコンディション不良により、2Rの競技はサスペンデッドとなりました。明日は7:00より競技を再開する予定です。
プロツアーでも極めて珍しいアルバトロスにも「鳥肌とかは立ちませんでした。ラッキーだったし、楽になりましたね」と淡々と振り返った有村。それでも自身のスコアに「3重マル」を記入した時はさすがに「改めて実感が湧いてきました」と笑顔。「ショットはずっと悪くない」というように8番、18番でも20cmにつけるスーパーショットを披露し、会心の1日となった。昨季は夏場に体調を崩し、体重が5㎏も痩せた時期もあるなど、後半は苦しいシーズンだっただけに、今季にかける思いは強く、今はツアーシーズン中もトレーニングを欠かさない。「3日目終わってどの順位に居るかが大事だけど、明日もこうやって記者会見に来られるように、我慢するところは我慢して、伸ばすところは伸ばしていきたい」。どこまでも冷静なその口調が、明日への決意を物語っていた。
2位 塩﨑亜美
「ノーボギーでしたけど、危ない場面もありましたね。パットで助かりました。マンデーのときと比べてグリーンは少し遠くなってるけど、硬さは変わらないですね。同世代が活躍していることへの焦りはありました。スタジオアリスでマンデーから予選を通過して、初めて賞金を獲得したことがだいぶ自信になりました」。
3位タイ 横峯さくら
「(後半から距離が合うようになった?)そうですね。前半も悪くはなかったんですが、ちょっと噛み合わなくて我慢、我慢でしたね。10番のバーディーで流れが良くなりました。前半終わって1オーバーだったから、後半は開き直った感じでプレーしました。明日は天気も悪いようなので、我慢のゴルフで頑張ります」。
3位タイ 竹村真琴
「(今日のラウンドを採点すると?)90点です。減点の10点は2番のドライバーのミスですね。右にこすった感じでした。ドライバーのミスはそこ以外はなかったですね。フェアウェイをキープできているので。今日はイーブンパーを目標にしてたんですけど、4打上回ったので、明日もイーブンくらいでまわりたいです。目標より良かったのは、ショットが良かったからだと思います」。
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