黄 玥珡、スピード調整がキーポイント

LPGAレジェンズチャンピオンシップ CHOFUカップ　下関ゴールデンゴルフクラブ（山口県）

　今大会から行われる60歳以上の、グランドシニアの部。黄 玥珡はシブヤカップに続き、連勝を狙っている。「いくつになっても、私たちプロゴルファーは試合で優勝することが目標。久々に今年のツアーで勝つことができた。皆さんから、たくさんの祝福をいただいたことがうれしい。当然、今回も勝ちたい。でも、勝負だけはやってみないことにはわかりませんよ」。笑顔で対応している。

　台湾から9日、来日。10日に1ラウンドをして、前日はパッティンググリーンで精力的に調整を行った。「私は淡水で毎週、ラウンドを重ねているけど、グリーンのスピードが違う。台湾は4-5フィートでも、日本では9フィート以上。この感覚に慣れることが大変です。頭ではわかっても、両手が自然に強めのストロークをしてしまう」と首をひねった。ましてや、今回はジャック・ニクラウスが設計し、アンジュレーションがやっかい。「私は、高速グリーンが好き。うまく切り替えないといけない」。

　現在は、ジュニアの指導を行っている。「企業が資金を提供し、選抜されたジュニアへ英才教育をしています。私は台北地区の担当。これも大切な仕事でしょう。みんなにいい報告をしたい」と言葉が弾む。